南シナ海の覇権を握ろうと野望をむき出しにする習近平政権下の中国。12日にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海をめぐる問題で裁定を示すが、中国側に不利な判断が下る見込みが強いことから、裁定について前もって「紙くずだ」と切って捨てるなど強硬姿勢を崩していない。一方、米太平洋艦隊は6日までに、原子力空母ロナルド・レーガンなど第7艦隊の艦船による警戒監視活動が、南シナ海で実施されていると明らかにした。中国側の同海上での大規模軍事演習を牽制する狙いがあるとみられる。
中国の胡錦濤前政権下で外交トップを務めた戴秉国元国務委員(副首相級)は5日、米ワシントンで講演し、南シナ海の領有権問題をめぐってオランダ・ハーグの仲裁裁判所が12日に示す裁定について「なにも重大なことではない。ただの紙くずだ」と述べた。中国外務省が講演内容を公開した。
戴氏は「いかなる国家も中国に対し、裁定に従うよう強制してはならない」とくぎを刺し、「とりわけ(仲裁裁に提訴した)フィリピンが挑発的な行動を取れば中国は決して座視しない」と強調した。さらに「たとえ10の空母戦闘群すべてを南シナ海に派遣しても、中国人を脅かすことはできない」と米国の介入を牽制した。
米太平洋艦隊は6日までに、ロナルド・レーガンなど第7艦隊の艦船による警戒監視活動を南シナ海で実施していることを公表。発表は6月30日付で、活動が現在も実施中かは明らかでないが、米海軍のジョン・アレキサンダー少将は、南シナ海での今回の活動が、「すべての利用者に開かれた海を維持するため」とした。
中国人民解放軍は5日、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺で、過去最大規模の軍事演習を始めたもよう。ロナルド・レーガンの動きに対応した措置の可能性があり、緊張が高まっている。夕刊フジより
この国は自国に不利な判決が出ると従うということを知らない国である。南シナ海全域を中国の海域だというのは余りにも、自己勝手な理論である。米中の衝突の可能性があるのではないかと思う。中国も軍事演習を行っており、米太平洋艦隊も警戒感し活動を実施しており、偶発的な衝突が起こらないとは言えないだけに、南シナ海の軍事的緊張が高まっている。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年7月8日金曜日
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