2017年1月5日木曜日

通商代表に対中強硬派

トランプ次期大統領は3日、通商代表部(USTR)代表に、元次席代表で弁護士のロバート・ライトハイザー氏を指名すると発表しました。鉄鋼業界に近い同氏はトランプ氏の保護主義的な通商政策を支持しており、中国などの貿易相手国に強固な措置を講じる可能性が高い。

ライトハイザー氏は1980年代にレーガン政権でUSTR次席代表を務め、対日鉄鋼協議で日本を自主的な輸出規制に追い込んでいます。その後、鉄鋼大手USスチールの顧問弁護士に就き、中国の過剰生産を厳しく批判。中国製品に対する反ダンピング(不当廉売)関税の適用を米政府に働きかけてきました。

トランプ氏は大統領選勝利後、環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱をする意向を明言しました。3日の声明ではライトハイザー氏は米国人の繁栄を奪ってきた通商政策を転換するため、素晴らしい仕事をするだろうと表明。ライトハイザー氏も米国人の利益をにつながる通商政策の実現に意欲を示しています。

次期政権の通商戦略はロス商務長官と、対中強硬派で知られる国家通商戦略(NTC)のナバロ委員長が策定し、ライトハイザー氏が実務を担います。

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