海外の人から「日本を代表する文化とは何か」と尋ねられたら、何を挙げるだろうか。着物や懐石料理、障子や畳など、衣食住について紹介する人もいるかもしれない。しかし、中国メディアの今日頭条はこのほど、今日において日本を代表する文化の多くは「日本生粋のものではなく、ルーツは中国にあるものばかりだ」と主張する記事を掲載した。
記事は、中国人にとっては「もともと中国が発祥であるのに、現代では日本の文化」と認識されているものが多々あることが我慢ならないようで、たとえば、西洋の外国人が「盆栽は日本の文化」と認識していることは不満であると指摘。そして、悠久の歴史を誇りとする中国からすると、日本はあらゆる文化を中国から学んだのに、後にそれらを自国の生粋の文化としていることに対して「受け入れがたい感情が存在する」と論じた。
続けて、すでに日本の文化として世界に浸透しているものとして「刺身、相撲、桜、和服、下駄、畳」を挙げて、それぞれ中国が起源の文化であると主張し、中国人としてはこれらの文化が日本文化として世界に浸透してしまっていることに不服を感じると論じた。例えば、刺身については、中国「商、周の時代の文献に中国料理として存在していたとし、唐の時代多くの高貴な人々が好んで食していた記録が残されている」と指摘した。
日本の多くの文化の源が中国にあることは周知の事実ではあるが、日本に伝来してから現代に至るまでの間に日本の風土の中で育まれ、保存され、定着したゆえに日本の文化と称しても虚偽にはならない。しかし、海外から評価される中国のイメージが中国人の抱いているものとは異なり、自らが誇る悠久の歴史ある文化のイメージを「日本に奪われてしまった」という感があるのかもしれない。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年1月28日日曜日
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