2018年1月29日月曜日

元プロレスラー ザ・デストロイヤー(1)素顔時代にハワイで会得した4の字固め

〈「白覆面の魔王」の異名をとり、1960~70年代の日本で絶大な人気を誇った外国人覆面プロレスラー。90年代にレスラーを引退後も、アマチュアスポーツ交流などを通じて日米の懸け橋に努めてきた功績が認められ、平成29(2017)年秋の外国人叙勲で旭日双光章が贈られた〉
 
驚きました。そしてうれしい。日本からの勲章なんて、そんなに多くの米国人がもらえるものではないですから。伝達式は、2月3日に私が住む家の近くの町、ニューヨーク州バファロー市で行われますが、もしも私が皇居に参上して天皇陛下から勲章を直接いただくことができたとしたら、面白いことになったでしょうね。陛下に拝謁する際は、誰もが帽子やマスクを取らなくてはならないそうですから。

私はこれまでの人生で、「日本人の前でマスクは脱がない」という主義を貫いてきました。とはいえ、陛下の前で非礼に当たる振る舞いはしたくありません。天皇陛下が「ザ・デストロイヤーのマスクをはいだ唯一の日本人」になられたことでしょう。

〈本名はリチャード(ディック)・ベイヤー。1954年にデビューした当時は、「フライング・ディック・ベイヤー」のリングネームで素顔で戦っていた〉

プロレス入りのきっかけは、バファローの興行主、エド・ドン・ジョージからのスカウトです。一度は断ったのですが、「高収入を得られる」と言われ、シラキュース大で修士号(教育学)を取った後に決断しました。私のリングネームの一つが「インテリジェント(知性的)・センセーショナル・デストロイヤー」なのも、この学歴から来ています。

デビュー後は比較的順調で、55年にはプロレス専門誌から「新人王」に選ばれたりもしました。しかし、エドに代わってバファロー地区の興行主になったペドロ・マルチネスは、自分のお気に入りのレスラーをえこひいきして私を重要な試合で使わなくなり、怒った私は別の興行主、アル・カラシックの誘いでハワイに行くことにしました。

〈ハワイでは素顔時代のデストロイヤーにとって2つの転機が訪れる。うち一つは、必殺技「足4の字固め」の習得だ〉

足4の字固めは当時の名レスラー、バディ・ロジャースの得意技でした。自分の足の力強さを生かすため、この技をどうしても身に付けたかったのですが、他人の技を使うことにためらいがあった私は、ハワイを拠点とするレスラー兼興行主のロード・ブレアース(後に太平洋岸レスリング連盟=PWF=会長として来日歴多数)に相談しました。ブレアース自身はこの技を使いませんが、技のかけ方は知っていました。彼は私の熱意を察したのか、「やってみろよ、ディック。ただし、自分流のアレンジを加えるんだ」と背中を押してくれ、その場で床に座り、足4の字固めのコツについて手取り足取り教えてくれたのです。産経ニュースより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...