2018年1月31日水曜日

H3ロケット詳細設計結果について

2017年12月にH3ロケットの総合システム詳細設計審査が行われ、総合システムとして詳細設計を完了し、製作・試験フェーズへの移行が可能であると判断されました。総合システムは、ロケット本体、種子島でのロケットの組立・打ち上げに用いる設備、飛行中のデータを受信する国内・海外の追跡管制局などの集合体です。
 

詳細設計審査の中では、変化を続ける世界中の人工衛星やロケットの動向を見極めながら、H3ロケットが国際競争力の高いロケットとして設計できたか?また、今後の試験でその設計をどのように確認するか?確認した結果をいかにフィードバックするか?残された課題は何か?など、プロジェクトの目標達成に向かって熱心な議論が重ねられました。

これからは、引き続きLE-9エンジンの燃焼試験やSRB-3の燃焼試験など大規模な試験を進めながら、試験機の製造を順次開始します。たくさんの要素の開発の中には、清々と進むものもあれば技術の壁を乗り越えながら進むものもあります。2020年度の打ち上げを目指し、これらの要素を統合し、慎重にひとつのシステムに仕上げて行きます。2014年度から始まった開発は5合目を過ぎ、まさに佳境に入ってきました。

JAXAと関連企業で一体となって、高い山の頂を目指したいと考えています。JAXAより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...