2018年1月26日、鳳凰衛視は、河野太郎外相への独占インタビューの内容を伝えた。外務大臣になってから中国系メディアの独占インタビューに応じたのはこれが初めてとのこと。
記事によると、河野外相はインタビューの冒頭「今年は日中平和友好条約締結40周年であり、1年の初めに中国を訪問することで、両国の全面的な関係改善の1歩となることを希望する」と語った。
インタビューを行った李●(●=「水」3つ)(リー・ミャオ)氏は、「20数分のインタビュー全体から、河野外相と安倍政権が日中関係の全面的な改善を強く希望していることが伝わってきた」と印象を述べている。
日本が中国の提唱する「一帯一路」に協力する姿勢を示していることについて、河野外相は「国際基準にかなった具体的なプロジェクトについては、日本は喜んで協力し、中国への協力を惜しまない」と語った。そして、これは日本政府の正式な立場であるとしたという。
尖閣諸島問題については、河野外相は「尖閣諸島には領土問題は存在しない」との日本の従来の主張を繰り返すことはなく、「憂慮すべき要素」と表現。「日中は隣国であり、さまざまな憂慮すべき状況であるのは事実。しかし、双方が注意深く協力してコントロールすれば、これらはコントロールできる」と語った。そのうえで、東シナ海は平和、友好、協力の海とすべきで、不測の事態を避けなければならず、海空連絡メカニズムの構築の重要性を強調したという。
記事は、「河野外相は日中合資会社に勤務していた時に、北京で生活したことがあり、王毅(ワン・イー)外相とも交流があった」と紹介。河野外相は「中国人とずっと信頼し合い、仕事をしてきた。日本と中国の関係もさらに深まることを希望している。日中両国民が互いに往来し、互いの長所から学んで友好関係を深めることは何より重要だ。私は外相に就任して以来、全力でこれに取り組んでおり、日中関係の発展を進めていきたい」とも語ったとのこと。
李氏は最後に、中国語を話してもらえないかと頼んだところ、河野外相は大笑いしてから恥ずかしそうに「ずっと中国語を学びたいと思っているが、20年が経ってしまった。いつか中国語でインタビューに応えられるようになることが私の夢だ」と回答。インタビュー終了後には李氏に対し、「毎年新年に中国語学習の本を買うので、家の本棚はいっぱいになっている。妻からは、買って並べるだけで中国語ができるようになるのかと怒られる」と語ったという。レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年1月27日土曜日
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