北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、安倍政権を非難する論評を配信した。現在、北朝鮮と韓国が進めている南北対話に対して慎重な見方を示している日本政府に対して反発した形だ。
論評は、河野太郎外相、菅義偉内閣官房長官、小野寺五典防衛相らを「安倍一味」としながら、「北南間の和解の局面が始まった初期から対話のための対話になってはいけない」「最大の圧迫を加えて北朝鮮の政策を変えるという既存政策には変わりがあってはならない」などと主張したことに言及した。
また、安倍晋三首相が欧州を訪問した際に、「『北朝鮮が欧州全体を威嚇』するという荒唐無稽なほらを吹き、われわれのイメージをダウンさせる意地悪な言動をこととした」と指摘した。
さらに、「朝鮮民族が和解し、団結することを警戒しながらわが民族の内部に反目と不和を生じさせて漁夫の利を得てみようとするのは島国一族の体質的な悪習である」と述べた。
つづけて、「われわれに対する圧迫騒動に熱を上げる日本の意地悪い下心は明白である」とし、「北南関係が改善され、朝鮮半島に平和の機運が漂えばしつこく追求してきた『集団的自衛権』の行使、憲法改悪の口実を失うようになり、海外膨張の野望が水泡に帰しかねないからである」と指摘した。
その上で、「日本は、他国の祝いの膳に灰をまき散らそうと意地悪く振る舞うほど、過去の希世の罪悪に千秋に許せない罪悪を上塗りにし、わが民族の反日感情をさらに爆発させるだけだということを知るべきである」と忠告した。
朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。
日本は朝鮮民族の和解雰囲気がそんなにも快くないのか 朝鮮中央通信社論評
【平壌1月24日発朝鮮中央通信】全世界が朝鮮半島情勢の緩和に支持と歓迎の声を高めている時、米国に劣らず意地悪く振る舞って邪魔する国がある。
狭量のことで政治小国と指弾を受ける日本がそうである。
外相の河野、内閣官房長官の菅、防衛相の小野寺をはじめとする安倍一味は、北南間の和解の局面が始まった初期から対話のための対話になってはいけない、最大の圧迫を加えて北朝鮮の政策を変えるという既存政策には変わりがあってはならないとひねくれたことを言った。
特に、首相の安倍は欧州地域諸国に対する訪問の期間、「北朝鮮が欧州全体を威嚇」するという荒唐無稽(こうとうむけい)なほらを吹き、われわれのイメージをダウンさせる意地悪な言動をこととした。
これは、われわれの主動的な措置によってもたらされた北南関係改善の流れに腹が煮え繰り返って、なんとしても和解の雰囲気を害してみようとする卑劣で悪らつな策動である。
極度の敵対感と病的拒否感を持っている日本は、今までわれわれに対してたった一度も優しいことを言ったことがない。
しかし、北南関係において劇的な転換が起こっている時、日本の高位当局者らが世界の各地を奔走しながらいつよりも意地悪く振る舞っていることに対しては注目せざるを得ない。
もともと、朝鮮民族が和解し、団結することを警戒しながらわが民族の内部に反目と不和を生じさせて漁夫の利を得てみようとするのは島国一族の体質的な悪習である。
われわれに対する圧迫騒動に熱を上げる日本の意地悪い下心は明白である。
かつて、われわれの正々堂々たる自衛的措置が講じられるたびに誰よりも騒ぎ立てて軍事大国化実現の好機としてきた日本であるから、今の関係改善の雰囲気が気に入るはずがない。
それは、北南関係が改善され、朝鮮半島に平和の機運が漂えばしつこく追求してきた「集団的自衛権」の行使、憲法改悪の口実を失うようになり、海外膨張の野望が水泡に帰しかねないからである。
北南間の対話と関係改善の雰囲気に意図的に水を差す日本の行為は、朝鮮半島の平和と安定を願わない自分らの下心をさらけ出すだけである。
特に、日本が対朝鮮制裁・圧迫共助を哀願し、われわれの政策転換について出まかせにしゃべったのは寝言のようなたわごとにすぎない。
今こそ、日本が自分自身のために大勢を正しく見て対朝鮮政策を変えなければならない時である。
日本は、他国の祝いの膳に灰をまき散らそうと意地悪く振る舞うほど、過去の希世の罪悪に千秋に許せない罪悪を上塗りにし、わが民族の反日感情をさらに爆発させるだけだということを知るべきである。デイリーNKジャパンより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年1月25日木曜日
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