2018年1月26日金曜日

日本では自動車にミラーがついてなくてもいいの

自動車を運転するうえで欠かせないものと言えば、各種ペダルやハンドルそして側方や後方を確認するバックミラーだ。しかし、近い将来、その常識は崩れることになりそうだ。中国メディア・今日頭条は24日、「自動車のミラーは安全装備なのに、どうして日本は率先して法規上で取り付け義務を外したのか」とする記事を掲載した。

記事は、「自動車のバックミラーが車の前方の左右両側と車内の前方に取り付けられているというのは常識だ。それは、ドライバーが周囲の状況を確認するための『第2の目』としての役割を持つ安全装備であり、安全基準を満たした全ての自動車に取り付けられている」とした。

そのうえで、「しかし、日本の国土交通省は2016年6月よりミラーレス自動車の公道走行を認める決定をした。もちろんこれには条件があり、ミラーレス自動車にはバックミラーの代わりとしてカメラモニタリングシステムを取り付ける必要がある」と紹介している。

記事は、日本で「ミラーレス自動車」が認められるようになった背景として、「カメラが自動車に多く利用されるようになったこと、電子設備の生産コストが下がり続けるとともに、製品の信頼度が高まり続けていること、サイドミラーを付けないことで風の抵抗が弱まり、燃費が良くなること」などを挙げた。

さらに「日本は自動車部品の世界市場で大きなシェアを獲得しており、自動車部品産業が日本経済を支える産業の1つになっている。新しい技術は必ず高い市場ニーズをもたらし、より多くの収入を得る機会になるため、日本は他者に先んじる必要がある。法制化の先行は、産業の発展を導くうえで最も大きい効果を発揮する」とし、支柱産業における新技術で再び世界をリードするために日本政府が法改正を急いだとも論じている。

そして、「欧州や米国は日本の動きに続いている。中国も今後数年のうちに法律が改正される可能性がありそうだ」とし、ミラーレス自動車が将来的に世界の自動車業界における「常識」になるとの見方を示した。サーチナより

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