中国高速鉄道にとって、新幹線は海外で受注競争を繰り広げる強力なライバルだ。それゆえ中国では新幹線を強く意識する論調が多く、新幹線について深い知識を持つ中国人も少なからず存在する。
中国メディアの今日頭条はこのほど、新幹線は世界で最も早くに開業した高速鉄道であることは中国人も知っていることだと伝えつつ、新幹線の存在が日本経済の飛躍的な発展を後押ししたことは否めないと伝えている。
東海道新幹線が開業したのは1964年の東京五輪の開催直前のことだったが、記事は「当時の新幹線の最高速度は時速210キロに達していた」と驚きを示し、中国が当時の日本と同じように高速鉄道を手にしたのはここ10数年のことだと指摘。中国は1997年の時点ですら鉄道の最高速度は時速140キロほどしかなかったことを伝え、当時の日本がいかに先進的だったかを強調した。
続けて、新幹線の建設は当時の日本でも賛否両論があったと紹介。モータリゼーションの到来を前に、日本では鉄道は斜陽産業であるという論調もあり、新幹線より高速道路を建設すべきだという声もあったと紹介。しかし、東京五輪の直前に開業した新幹線によって、日本ではヒトやモノの流れが速くなり、それによって経済成長につながったのは間違いないと指摘し、新幹線があったからこそ日本の高度経済成長やいざなぎ景気も加速したのだと主張した。
記事は、日本に新幹線がなかった場合の仮定の話を展開しているが、もし新幹線がなければ中国高速鉄道もなかったかもしれない。中国高速鉄道は新幹線をはじめとする複数の高速鉄道の技術が導入されているためだ。記事には中国人ネットユーザーから多くのコメントが寄せられており、そのなかにも「日本が新幹線を建設しなければ、中国は優れた技術を導入できず、中国高速鉄道も今ほど優れた存在にはなれなかったはずだ」という声があった。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年1月27日土曜日
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