2017年4月3日月曜日

アサド氏退陣最優先課題ではない

スパイサー大統領報道官は331日、シリア内戦の現状について、政治的現実を受け入れる必要があると述べ、オバマ前政権とは異なり、アサド大統領の退陣を明確に求めない考えを示唆しました。その上で、過激派組織IS掃討作戦を最優先する方針を改めて強調しました。

ロシアが2015年、シリア内戦に軍事介入して以降、劣勢だったアサド政権は息を吹き返し、昨年、12月には反体制派の牙城だったアレッポを制圧。軍事面で優位に立ち、和平交渉でも主導権を握る可能性が出てきました。

こうした状況の変化について、スパイサー氏は、アサド氏の退陣実現は困難になったとの認識を示しました。

スパイサー氏はまた、シリア人が自身の政治的な将来を決定する必要があると主張。アサド大統領の長期的な地位はシリア国民が決めることだと思うと述べた、ティラーソン国務長官の見方に同調しました。

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