2016年9月2日金曜日

アルプス横断トンネル

日本の青函トンネル(53.9㌔)を抜き、世界最長の鉄道トンネルとなった、ゴッタルド・ベース・トンネル(スイス57.1㌔)で、12月の本格運用を開始を前に、観光客がトンネル内の駅に立ち寄れる特別列車が運行されています。

メディア向けツァーに参加し、アルプス山脈を南北に貫く要衝の内部を歩きました。

スイス南部のビアスカ駅を北に向け出発した列車は間もなくトンネルに入り、30分後、多目的駅に到着。南側入り口から約37㌔の地点です。

駅に降り立つと、ツァー客らの会話の反響は意外に小さく、本格運用開始後には緊急避難場所として利用されるという。パニックを起こした人の叫びが他の人に影響を与えないよう、壁に特殊な素材を使った吸音構造になっている。

特別列車は月曜日を除き、南北からそれぞれ1日1本運行されています。予約は連日一杯で、ゴッタルド鉄道ガイド、クッテルさんは世界中から注目されている感じだと興奮した様子で語っています。

関連する別のトンネルも完成すれば、スイス北部チューリッヒからイタリア北部ミラノまでの所要時間は現在の約4時間から1時間に短縮されます。

トンネルは貨物輸送にも多く利用され、トラックから鉄道に物流手段が切り替わり、排ガスの削減も期待されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...