2015年8月9日日曜日

ロシアで燃料不足

CNN=世界第2位の原油産油国である、2017年までにガソリンが500万トン不足に遭遇すると予測されている。

同国のガソリン生産量は、14年に約3800万トンだった。ガソリン価格が今年になり6.3%上昇している。

燃料不足の背景には、税制や国内経済の疲弊やウクライナ危機に伴う欧米による経済制裁などにより、ロシア石油精製業界に打撃を与えている。

ロシアでは原油輸出コストを安くし、石油精製品の輸出業者ら向けの税金を増やす新たな税制が導入された。結果的に国内の石油精製業者にとって原油確保が割高になり、それだけ収入が減る副作用が出始めた。

原油価格の下落も影響している。一時、100ドルを超えていたが、今は1バーレル44ドルと半値以下になっている。経済制裁の影響も大きく石油精製産業にとって外国の技術が必要であるが、制裁で技術の導入も出来ない状態である。

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