中国がギリシャへの投資を積極的な姿勢。中国の習近平指導部はチャイマネーに物を言わせて、ギリシャの港湾施設を中国の中国遠洋運輸集団(COSCO)がギリシャ最大の貿易港ビレウス港に、子会社を通じて43億ユーロ(5850億円)で35年間、一部の埠頭を運営権を獲得。ユーロ圏への貿易の中継地として育成する国家的な戦略を進めている。
ところが年初に誕生したチプラス政権が、前政権までの改革路線を見直すとして、ビレウス港などの重要な施設の民営化を凍結。中国の戦略に待ったがかけられた。チプラス政権は2月に、ビレウス港への中国軍軍艦の寄港を認め式典に参加している。中国カードをちらつかせ交渉を有利に進めようとする姿勢をとっていた。
緊縮財政に現実的に対応していかなければならないチプラス政権は、凍結を解除しビレウス港の株式67%をCOSCOに売却せざる得ない状況になった。
港湾だけではなく、首都アテネやギリシャ軍が保有する軍艦も中国が手に入れるチャンスと主張する中国メディアまで表れる始末である。空港はドイツが40%出資する形で支援しているが、中国も30%程度出資し、空港の運営権の一部を獲得したい思惑がある。
ギリシャ軍が保有する揚陸艦4隻を中国が買収するとの案まで出ている。オーバークラフト型で戦車3両と将兵1名載せて離島への上陸作戦が可能という。尖閣諸島や東シナ海、南シナ海、台湾などの上陸作戦に活用するのではないかとも言われている。
ギリシャが中国との関係を深めれば深める程、チプラス政権はNATOの集団的自衛権の弱体化まで人質に取り、ギリシャは中国カードを使いユーログループとの交渉を繰り広げるかも知れない。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年8月7日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿