1970年代にカンボジアのポル・ポト政権が自国民を数百万人も虐殺したポル・ポト政権を熱烈支持していたのは、中国共産党である。カンボジア国民は、中国が一度も謝罪をしていないと米紙が伝えている。
ニューヨーク・タイムズが掲げた見出しは、首都プノンペンにある悪名高い、ツールスレン・ジェノサイド(大虐殺)博物館の場面から始まる。
同博物館は元々高校で会ったが、ポル・ポトが政権を握ってから、クメール・ルージュ(カンボジア共産党)の支配の、民主カンプチア時代、S21政治犯収容所となり、約2万人が収容され、生き残ったのはたった、8名。反対する者、疑わしき者は粛清、抹殺する共産主義の恐怖政治を象徴する場所である。
そこを案内する男性が必ず聞くことがある、それはこの中に中国人の人はいませんかと聞くという、何故聞くのかと聞いたところ、ポル・ポトのジェノサイド(大虐殺)を可能にしたのは、中国のせいだと説明すると中国人はすぐに怒り出すという。真実ではない、今は友好国だ。過去のことは水に流そうと言うという。
カンボジア国民に取って、水に流せる問題ではない。クメール・ルージュは中国のサポートなしでは成り立たなかったことは史実として認識されている。中国の支援がなければ、クメール・ルージュは1週間と持たなかったからである。
クメール・ルージュがカンボジアを支配したのは、1975年4月から79年12月。指導者のポル・ポトは階級のない完全な共産主義社会を目指し、国民の財産没収、知識層を敵視し、殺戮の限りを尽くしたホロコーストの時代であった。犠牲者数は170万人~200万人前後と言われており正確な犠牲者の数は未だに不明という。
当時、カンボジアへの支援の90%は中国からの援助である。食料や建設資材、戦車、航空機、火器まで援助していたという。中国人エンジニアや軍事顧問はクメール・ルージュの党員を訓練していたという。
ジェノサイド(大虐殺)への中国の関与を認めるべきだと言う批判に対して、2010年当時の駐カンボジア大使は、食料と農具を送っただけと、責任逃れをしている。
ベトナムがクメール・ルージュを追討した直後、鄧小平は懲罰だと言うことで、中越戦争を仕掛け山間部に逃げた、クメール・ルージュの残党を中国は支援を続けた。ポル・ポトが中国を訪れたり、パスポートまで発効していたという。
中国の教科書には、クメール・ルージュ支援や中越戦争についての記述は掲載されていない。自国に都合の悪いことは教えないという態度である。
李克強首相は3月、国の指導者は先人の業績を継承するだけでなく、その罪についても責任を負わなければならないと述べている。阿倍首相が戦後70年談話を意識した発言であるが、そのままその発言を中国に返したい。
中国は史実を認めない、謝罪もしない、カンボジア国民の声を聴けば、中国共産党の歴史認識にまともに付き合う必要もない。産経新聞より引用
私も一度カンボジアへ行ったことがある。ある寺院には虐殺された人の頭蓋骨が多く入れられている容器を見ることが出来る。多くの国民が何の罪もなくジェノサイド(大虐殺)されたのである。そのクメール・ルージュを支援していた中国は、カンボジア国民に謝罪をしなければならないのではないでしょうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2015年8月9日日曜日
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