2015年8月21日金曜日

中国経済はボロボロ

中国メディアの参考消息は19日、英BBCの報道を引用し、中国人民銀行がこのほど人民元を突然切り下げたことについて、世界に与える影響について紹介しつつ、中国はこれまで世界経済を安定させるうえで重要な役割を担ってきたものの、その結果として「中国経済はぼろぼろになった」と論じた。

記事は、英国の金融グループHSBCの関係者の話として、2008年に世界金融危機が勃発して以降、中国は世界経済の回復において「多大なる貢献をしてきた」と伝え、その貢献度合いは世界に比類なき水準だと指摘。一方、同関係者が「今の中国には過去のような役割を期待できない」と指摘したと伝えた。

続けて、英デーリー・メールが専門家の発言として、「中国が人民元を切り下げたことは中国政府の焦りを示している」とし、世界第2位の経済大国である中国の実際の経済状況は外部が予想しているよりはるかに深刻である可能性があると伝えた。

また、格付け機関ムーディーズが「2015年の世界経済における最大のリスクは中国経済がハードランディングする恐れがあること」と指摘し、中国株式市場の急落が中国経済の鈍化を示すものと指摘したことを伝えた。

一方で記事は、中国は金融危機によって世界の需要が減退するなかでも人民元高を受け入れ、世界各国が受けた経済的な打撃を受け止めてきたとし、中国はこれまで世界経済を安定させるうえで重要な役割を担ってきたものの、その結果として「中国経済はぼろぼろになった」と論じた。

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