2017年4月1日、「死の白鳥」の異名を持つ米国の戦略爆撃機「B1−B」が、先月15〜30日の半月間に、朝鮮半島に5回にわたって飛来したことを北朝鮮が国営メディアを通して明らかにした。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。
北朝鮮の国営放送・朝鮮中央通信は1日、「(米国が)3月15日から30日までの間に、グアム島に配備された核戦略爆撃機『B−1B』の編隊を5回にわたり延べ9機出撃させ、南朝鮮(韓国)上空でわれわれの重要な対象物を不意に攻撃するための核爆弾投下訓練に狂奔(きょうほん)した」と伝えた。続いて「特に3月28〜30日には毎日、『B−1B』核戦略爆撃機編隊を南朝鮮上空に展開し、われわれに対する夜間の核先制攻撃の訓練まで行った」とした。
北朝鮮報道の真偽に対するメディアからの問い合わせに、この事実を事前に公開していなかった韓国軍関係者は「『B−1B』が最近半月の間に5回出撃したのは事実」と述べ、報道内容を認めた。
「B1−B」は、「B−52」「B−2」と共に、米国の3大戦略爆撃機の一つで、「死の白鳥」と呼ばれている。最大速度マッハ1.2で、有事の際にはグアムの基地から2時間で朝鮮半島に飛来できる。また、一度の出撃で多くの爆弾を投下できる能力を備えていることから、北朝鮮は「B1−B」の朝鮮半島出撃に敏感に反応している。
この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「先制攻撃しかない」「訓練じゃなくて、そのまま北朝鮮まで行って攻撃しろ」「北朝鮮はさぞかしびびっているだろうな」「北朝鮮よ、これが最後通告だ」「訓練の名目で何度も飛来しているけど、いつか本当の戦争にならないか不安だ」「北朝鮮を爆撃したら全面戦争になる。そうなったら再起不能だ」など、好意的に受け止める意見と不安視する声がともに出ている。
また、今回の「B1−B」飛来に関連して、次期大統領選に出馬を表明し、在韓米軍の撤退や高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備撤回を公言している「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表に対し「在韓米軍のおかげで韓国が存続できる。そんな在韓米軍を撤退させようする文在寅は絶対に次期大統領になってはいけない」とするコメントもあった。 レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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