米の先制攻撃はあるのか?
現在トランプ政権の内部では、トランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏がはじめとする中国寄り派と、スティーブ・バノン大統領首席戦略官をはじめとする対中強硬派がいる。トランプ氏に強い影響力を与えている娘のイヴァンカ・トランプ氏は2月、ワシントンにある中国大使館に旧正月を祝うイベントに参加したこともあった。
米大統領選挙において、対中強硬派はトランプ氏の当選に大きな貢献をした。トランプ氏は選挙中、貿易や為替などの面で中国当局を痛烈に批判した。しかし、新政権が発足した後、トランプ氏の対中姿勢が柔らかくなり、台湾問題に関して中国当局の「一つの中国」に尊重すると表明したほか、為替に関してまだ中国を「為替操作国」に認定していない。
今後、トランプ政権が対北朝鮮の先制攻撃があるかどうかは、この対中姿勢が全く違うトランプ氏のブレーンの間の力関係に関わるだろう。
トランプ氏のブレーンが最も危惧するのは、米国が北朝鮮に先制攻撃をすれば、中国側が必ず出兵し、米中両国間で過去のような戦争に起きるのではとのことであろう。
中共は、米国の武力行使で北朝鮮が政権崩壊して韓国と統一となり民主国家となれば、西側諸国の勢力は阻害がなく中国の国境に迫ってくることができるから、中共政権を揺らがす非常に大きな脅威となることを警戒している。したがって、北朝鮮が数多く核実験を行って、北朝鮮と国境を接する地域が放射能汚染にされていても、北朝鮮の政権維持をしていくつもりだ。
トランプ大統領はどう交渉するのか
トランプ大統領は米中首脳会談で、北朝鮮への先制攻撃に関して中共に対して出兵しないようと交渉する場合、中国との貿易・為替問題や台湾などに関して一定の譲歩を示す可能性が高い。
習近平政権あるいは中共党内最高指導部の他の高官が、その米側の提案を受け入れなく、北朝鮮が米国の攻撃を受けた後中共も出兵すると押し通すと、過去の朝鮮戦争のように朝鮮半島において再び戦争が起きるだろう。その場合、軍事力が米国より下である中共は必ず負けるのだ。
ただ、現在最も核心的な問題は、トランプ政権は北朝鮮に対して先制攻撃をするかどうかにある。このような具体的行動がなければ、米国、日本、韓国、中国など関係国がまた6か国協議のように、毎日議論、口先の闘争を繰り返すとの現状から抜け出すことができない。各国が議論を続ける中で、北朝鮮がさらに核やミサイル技術を向上させて、ある日、米国本土まで大陸間弾道ミサイルを発射するかもしれない。これが現実となれば、米国がやっと武力行使に踏み切るが、時間的に遅いかもしれない。
就任前のあらゆる政策において、相手に譲らない強い姿勢だったあのトランプ氏は大統領就任後丸くなった。例えば、トランプ氏は中共に対抗するため、ロシアとの協力を強めていくつもりだったが、しかし米国内の親中派が、トランプ氏とロシアとの間で密かに通じ合っていることを追及している。そのため、トランプ大統領が最も信頼を寄せていた側近を失ってしまった。
一方、米国の親中派政治家はほとんど反ロシアで、ロシアを米国の最大な敵とみなしてきた。この認識の下で、米国の中共に対する警戒と圧力が緩められた。
現在の状況をみれば、トランプ政権はまだ北朝鮮に対して、先制攻撃をする可能性が低い。ただ、金正恩が核実験、大陸間弾道ミサイル発射など挑発行為を一段と加速し、米国内の各派の間で「中共が怖くない。北朝鮮に武力行使を行うべきだ」と認識を一致すれば、朝鮮半島ないし東アジアにおいて大きな変化がみられるだろう。 大紀元日本より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年4月5日水曜日
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