2017年5月11日木曜日

日韓首脳、対北朝鮮で連携確認 電話協議で

安倍晋三首相は11日午後、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)新大統領と25分間電話した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応で緊密に連携する方針を確認。早期に首脳会談を開く考えで一致し、先送りになっている日中韓首脳会談の実現を呼びかけた。旧日本軍による従軍慰安婦問題を巡る日韓合意の着実な実施の重要性も訴えた。
 
首相は文氏に大統領勝利への祝意を伝達。文氏は謝意を示し「良い信頼関係を構築するため努力していく」と応じた。

首相は北朝鮮の核・ミサイル開発を巡り「新たな段階の脅威であり喫緊の課題だ」との認識を示し、文氏と連携を確認した。早期の首脳会談の開催を要請し、文氏は「できるだけ早い時期に会談したい」と述べた。7月にドイツのハンブルクで開く20カ国・地域(G20)首脳会議や9月のニューヨークでの国連総会の機会を想定している。

首相は日中韓首脳会談にも言及し「できる早期に開催し(文氏を)日本に迎えるのを楽しみにしている」と語った。日中韓首脳会談を巡っては昨年、議長国の日本で開く予定だったが、韓国の政局混乱のため開催を先送りした経緯がある。

首相は慰安婦問題に関する2015年末の日韓合意に触れ「両国で約束したものであり、国際社会からも高く評価されている。責任を持って実施していくことが重要だ」と強調。文氏は「韓国国内では慎重な意見がある」と指摘したうえで「両国の発展のためには歴史問題を賢く解決していく必要がある」と語った。 日経新聞より

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