今月9日、韓国で「親北派」とされる文在寅(ムン・ジェイン)氏が大頭領に当選した。文在寅氏は、南北間の日本海圏エネルギー・資源ベルトと西海圏産業・物流ベルトなどを建設することで、南北間の経済的な統合を目指している。2000年の6.15南北共同宣言で、当時トップの金大中大統領と金正日総書記の間で「南と北は統一を志向していく」ことが示されたが、文在寅氏はこれを踏襲し、最終的には連邦制による統一さえ目指しているとされる。
現在、インターネット上には「今年にも南北朝鮮の統一が果たされるのでは?」という希望的観測も見られるのだが、これは単なる噂ではなく、数々の予言を的中させてきたサイキックたちも同様の未来を予言しているのだ。
■クレイグ・ハミルトン・パーカーの予言
今年正月、筆者は“世界一当たる”と話題のクレイグ・ハミルトン・パーカーの予言をご紹介した。英国人サイキックの彼は、2016年の予言においてアメリカ大統領選挙での共和党候補者の勝利や、イギリスのEU離脱、フランスにおける右翼の台頭、さらにドローンによる「イスラム国」掃討作戦、そして独メルケル首相の暗殺計画など、数々の重大事案を的中させた。過去の予言を紐解いても、2012年にアメリカで起きた穀物大凶作、2013年に中国で起きた暴動などを的中させている。
そんなクレイグ・ハミルトン・パーカー氏の2017年の予言に、「金正恩は反対派の圧力により失脚し、南北朝鮮が統一する」とあるのだ。確かに現在の金正恩政権は、危うい立場にあるように思われる。強硬な対外政策とミサイル発射によって、これまで後ろ盾だったはずの中国からも見放され、もはや経済は危機的状況、国家存亡の瀬戸際にあるとも考えられる。本当に崩壊寸前に追い込まれれば態度を軟化させ、もしかしたら文在寅大統領と交渉して領土と自治権を維持しつつ、経済の面では平和的な南北朝鮮統一へと舵を切る可能性もあるかもしれない。
■予知夢を見るJJ氏の予言
2004年頃から巨大掲示板「2ちゃんねる」などに登場した「夢で見た内容をノートに絵として書きとめ、その内容から未来を推測している」というJJ氏の予言が今、一部のインターネット上で大きな話題となっている。ちなみに、このJJ氏の予知夢とは、これから現実となることが夢の映像として「見えている」だけなので、本人もそれを予言とは称していない。
そんなJJ氏はある日、2017年5月23日の予知夢を見た。というのも予知夢で、その日付の新聞を読んでいたのだという。そして新聞には、なんと「2017年5月23日時点において南北朝鮮が統一している」内容が記されていた。さらに、南北朝鮮に関する何らかの「10周年」式典が行われている様子が報じられていたらしい。
南北朝鮮がいずれ統一されるにしても、現実的に考えて5月23日はあと数日の話である。これはさすがに無理があるかもしれない。しかし、統一はまだ先としても、5月23日に統一に向けた何らかの新しい動きがある可能性も否定はできないのではないか?
【日本はミサイル攻撃され、憲法は改正される】
そしてJJ氏は、日本に関する恐ろしい情報も見ている。なんと2017年、北朝鮮からのミサイル攻撃を受け、「残念ながら自衛隊がその本来の意味で仕事をするようなことが戦後の日本の歴史史上で初めて起こる」というのだ。また、本人もその意味がわからないようだが「722」という数字が鍵になるという。これは日時なのだろうか、それともミサイルの番号なのだろうか――? しかも、その事件後には憲法9条が改正されており、「『自衛隊』も呼称が変わっています。なぜわかったかというと、2017年5月23日に見た新聞で現在の『自衛隊』という言葉ではなく『自衛軍』という呼称に変わっていたからです」とのことだ。
以上の予知夢は2004年のものであり、安倍首相が就任する前のものだ。しかし、今まさに安倍政権は憲法9条の改正に向けて動いており、自衛隊の役割を変え、名称も「国防軍」へと変更しようと企てている。これは、2017年における日本の方向性をピタリと当てた予知夢であると言わざるを得ない。
さて、何となく重苦しい話題が続いたが、日本を待ち受けているのは、なにも悪いことばかりではないようだ。JJ氏によれば、朝鮮半島有事の問題を除けば日本の未来は明るいという。JJ氏の予知夢において、2020年に東京オリンピックは無事開催され、お台場がマラソンコースになるという。そして、台湾は独立して日本と国交を結ぶとのこと。さらにJJ氏は、2035年前後の世界に関する驚くべき予知夢も見ている。
「日本は経済大国、政治大国として君臨しているようですね。不思議に思ったのはそのころでもまだ国民国家という物を脱していないようですね。現代と国家に対する考え方というのは、そう変わらない様子です。 EUは存在していますが、実質的には二つに分裂している状態です。
フランス・イギリスを中心とするものと、ドイツ・ロシアを中心とするグループですね。 ただ深刻な対立関係ということではないみたいです。総じて豊かな地域ですね。これも今とあまり変わらないみたいですがイタリアは没落しています。代わりにEU内で発言力が先の4カ国と肩を並べているのがトルコ ですね。アジアにおいては中国は完全に分裂しているようです。前述しました広東省の国が『華南共和国』として存在しています。日本には及ばないものの、その時代の経済大国として君臨しています。現在の中国は北京を中心としたところで存続。民主主義国家となり共産党は数ある政党のひとつとして没落しています。あとは西部にもう一つ大きく別れていますが、これはほとんど夢の中で出てきていないのでよくわかりません」
日本が経済大国・政治大国として君臨しているという話は喜ばしい。それにしても“中国の分裂”とは何とも驚くべき予知夢だ。それまでに、世界を巻き込んだ一波乱がないとも限らない。
■未来の韓国軍人による予言
最後に紹介するのは、災害を回避するために2060年(2066年という表記もある)の未来からタイムマシンでやって来たという、自称「未来の韓国軍人」(33歳)の予言だ。
2010年11月11日~2011年2月12日にかけて、9回にわたり同国のネット掲示板「Dcinside」に書き込まれた「未来の韓国軍人」の予言によると、「第三次次大戦が起きて北朝鮮は自然に弱体化し、自滅。韓国と北朝鮮は統一され、統一後の国名は大韓国になる。大統領は朴槿恵。2020年ごろには中国の一部も大韓国領となる」という。朴槿恵元大統領は先日罷免されたので、すでに一部は外れているが、ほかは果たして現実になるのだろうか?
いずれにしても、多くの予言者たちが「2017年南北統一」を予言・予知していることはおわかりいただけただろう。国家存続の危機にある北朝鮮と、今まさに政治の激動期を迎えている韓国。朝鮮半島の未来、そして日本の未来はいかに――。 トカナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年5月22日月曜日
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