2016年11月3日木曜日

IS最大拠点に突入

【カイロ=時事】過激派組織ISがイラク国内で最大の拠点とする北部のモスルの奪還作戦は、イラク軍部隊が1日市内に突入し、イラクからの報道によると、軍幹部はモスルの本当の解放の始まりだと述べています。IS掃討への総力戦で臨む考えを強調しました。

モスル市内には同日、軍部隊が南方から、米軍の訓練を受けた対テロ部隊が東方からそれぞれ突入します。市の周辺には、警察部隊やクルド人治安部隊「ペシャメルガ」、イスラム教スンニ派部族兵なども展開。市の西方には、モスルのIS戦闘員が隣国シリアに脱出すのを防ぐため、イスラム教シーア派民兵が送り込まれました。

抗争を続けてきたイラクのシーア派、スンニ派、クルド人など共同作戦を行うのは異例。アバディ首相は「われわれはひとつにならなければならない」と国内各派に団結を呼びかけました。

米軍主導の有志連合は、空爆などで地上部隊を支援します。

一方、2014年6月からモスル支配するISは、市内の要所に爆弾を仕掛けたり、狙撃手を配置したりするなど突入に備えています。最大150万人の市民が人間の盾にして抵抗をする構えで、制圧は少なくとも数ヶ月はかかる予定です。

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