2016年11月27日日曜日

フィデル・カストロ氏死去

【サンパウロ=時事】1959年のキューバ革命を率い、引退後も国内外に強い影響力を与えた、フィデル・カストロ前国家評議会議長が25日、逝去しました。

実弟のラウル・カストロ議長が国営メディアを通じて、キューバ革命の最高司令官が今夜午後10時29分死去したと発表しました。

遺体はフィデル・カストロ氏が生前に示した意向に従い、火葬されます。26日に葬儀委員会が開かれ、詳細が明らかになるなる予定です。

カストロ引退後、キューバはラウル議長を中心とした集団指導体制に移行しており、革命政権に与える影響は限定的です。

53年モンカダ兵営を襲撃して失敗しましたが、アルゼンチン革命家チェ・ゲバラらとゲリラ闘争を続け、59年にバティスタ独裁政権を打倒。キューバ革命を成功させました。

61年、米国がキューバと断交。ソ連に接近して社会主義路線を進め、62年にはソ連がキューバに核ミサイルを持ち込むキューバ危機を招きました。

08年には議長職をラウル氏に譲りましたが、引退後も革命の英雄として一定の救心力を維持していました。

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