2016年11月20日日曜日

移民強硬派、3氏起用

米国のトランプ次期大統領は18日、新政権の国家安全保障担当大統領補佐官にマイケル・フリン元国防情報局長官、司法長官にジェフ・セッションズ上院議員、中央情報局(CIA)長官にマイク・ポンペオ下院議員を指名すると発表。3氏ともイスラム教や不法移民を敵視する強硬な発言で知られており、懸念の声が広がっています。

フリン氏は退役中将で、情報部門の専門家としてイラクやアフガニスタンでの対テロ戦争に関与してきた人物です。

大統領選では早い時期からトランプ氏を支援。かつてイスラム教を、政治的イデオロギー、ガン、などと呼び、物議を醸した人物である。トランプ氏はイスラム過激テロを打ち負かす上でフリン氏を側近として迎える事ができて嬉しいと述べています。

セッションズ氏はトランプ氏のイスラム教徒入国禁止の主張を強く支持してきた人物で、かつて公民権運動団体、全米黒人地位向上協会(NAACP)をはじめとする、人権団体について反米的、共産党主義にそそのかされた団体などと発言しています。

ポンペオ氏は、テロ容疑者とされる人物に対する取り調べに関してオバマ政権が拷問を禁止する姿勢を示した時、イスラム過激テロに対する戦争に真剣に取り組むことを拒否していると述べたりしています。

ニューヨーク・タイムズ紙は3人の指名について、トランプ氏の強硬姿勢を反映したタカ派集団だと指摘。

非常に問題であり、公民権が米国の価値と認められなかった古い時代を支持する人物だと批判しています。

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