2016年11月3日木曜日

野菜が大幅な高騰

夏以降、天候不順で野菜の価格が高騰しています。消費者物価指数、東京都区部、によると生鮮食品は前年同月比で11.4%上昇しています。最も上がったのは生鮮野菜の16.4%です。次いで生鮮果物5.9%の上昇です。生鮮野菜は9月のマイナス4.1%から大幅に値上がりしています。

農林水産省は10月23日に発表した、野菜の生育状況および価格見通しによると、根野菜では人参が8月下旬の雨によって発芽不良、大根も9月中旬以降の雨のため生育不良となっています。葉物類ではレタスが9月中旬以降の雨で生育不良。キャベツ、白菜の生育は平年並みですが、他の野菜の代替需要が増えたため値上がりしています。バレイショは6月の長雨や台風の影響で肥大不良の状況です。

11月以降、白菜、キャベツ、大根の価格は平年並みの水準に下がる見通しで、人参、バレイショの出荷数量が平年を下回るため、高値が続くと予想されます。

食生活に欠かせない野菜の価格の高騰は消費者の家計を直撃することになります。生産者も大雨や台風で通常の出荷が出来ず、営農と生活に打撃を受けている状況です。

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