北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2日、日本の防衛省が平成28年度第3次補正予算案の編成に向け、北朝鮮の弾道ミサイルを念頭に置いたミサイル防衛(MD)装備などのために2千億~3千億円を要求する方向であることについて、自国に対する脅威論は「誰にも通じない詭弁である」と非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、北朝鮮が開発する核兵器とミサイルは「徹頭徹尾、自衛的抑止力」であるとしながら、日本の本当の目的は「『大東亜共栄圏』の昔の夢を実現しようとするところにある」と指摘。
また、日本があくまで米国に追随するのなら、「報復攻撃の目標になり、大きな災いに見舞われることもあり得る」などとけん制した。
朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。
「労働新聞」 朝鮮の「脅威」にかこつけて軍事装備を更新しようとする日本の下心を暴露
【平壌11月2日発朝鮮中央通信】日本防衛省が迎撃ミサイル装備の更新に3000億円に及ぶ莫大な資金を投資しようと企んでいる。
日本は、意地悪くも共和国の「脅威」にかこつけてそれを正当化している。2日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これは全く事理に合わず、誰にも通じない詭(き)弁であると糾弾した。
論評は、日本が「脅威」になると言い掛かりをつけるわれわれの核およびロケットについて言えば、それはわれわれを敵視しながらあえて害しようとする侵略者、挑発者を目標にしたものとして徹頭徹尾、自衛的抑止力であり、われわれに友好的に接する国ならそれに気を使う必要も、いかなる危惧の念を抱く必要もないと指摘した。
また、日本がわれわれの「脅威」にかこつけて強弁を張っている目的は、米国を後ろ盾にして「大東亜共栄圏」の昔の夢を実現しようとするところにあると暴露した。
そして、日本がいくらわれわれに食い下がって片意地を張っても、米国を後ろ盾にして周辺の諸大国をけん制し、ひいてはアジア再侵略の道に飛び込もうとする犯罪的内心は絶対に隠せないとし、次のように強調した。
もし、日本が米国に追随して引き続き現状態で進むなら他国の報復攻撃目標になって大きな後患に見舞われかねない。
日本の執権勢力が少しでも理性的な考えをするなら、危険極まりない軍事的賭博に執着してはいけない。
これが、日本を破滅のどん底から救う唯一の道である。 デイリーNKより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年11月6日日曜日
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