2016年11月13日日曜日

森林の保護強化

国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)では気候変動対策の一環として森林の保護・拡大の議論も活発に行われています。多くの国が森林保護を自国の温室効果ガス削減目標に取り組むなど、国際的な機運が高まっています。

森林は、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の貴重な吸収源になっており、森林減少の停止は急務である。また、米国西部で3~4週間にわたり大規模な山火事続いた場合、発生するCO2量は世界中の自動車が1年間に排出するCO2に匹敵するとの試算もあり、森林の適切な管理も重要課題である。

世界約180の国や企業、NGOは現在、森林に関するニューヨーク宣言、に基づき、世界の自然林喪失を20年までに半減し、30年かでに停止することを目指す。

モロッコ政府は7日、森林の保全や復元、管理は、世界の持続可能な成長にとって不可欠だと主張しています。ニューヨーク宣言に加え地中海沿岸からサハラ砂漠以南の森林保護を強化する新たな国際的枠組みを発表。

別の会合では、ブラジル政府がアマゾン川流域の森林減少幅を30年までに90%削減する方針を表明。

国連開発計画(UNDP)のクラーク総裁は森林保護を自国の目標に捉えた国が120ヶ国以上に上がった事を歓迎、引き続く強化を呼びかけています。

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