2016年10月10日月曜日

トランプ氏、相次ぐ党内の撤退要求を拒否 女性蔑視発言

米大統領選は9日夜(日本時間10日午前)、第2回テレビ討論会をミズーリ州セントルイスで開く。共和党候補、ドナルド・トランプ氏(70)は8日、自らの女性蔑視発言を受け、党内で相次いだ選挙戦からの撤退要求を拒否した。民主党候補、ヒラリー・クリントン前米国務長官(68)は討論会で、この蔑視発言を追及する構えだ。

「私が大統領選をやめる確率はゼロだ。絶対にギブアップしない」。トランプ氏は8日、党内からの支持取り消しや撤退を促す声に言い切った。米メディアによると、支持を撤回した上下両院議員が20人超にのぼる異例の事態になった。

重鎮、ジョン・マケイン上院議員は「大統領候補として条件付きの支持も不可能にした」と強調した。オハイオのジョン・ケーシック州知事も「支持しない」と明言した。ブッシュ前政権で国務長官を務めたコンドリーザ・ライス氏は「大統領になるべきではない。撤退すべきだ」と訴えた。

トランプ氏とコンビを組む副大統領候補のマイク・ペンス氏は8日声明を発表し「夫そして父親として、トランプ氏の(ビデオ内の)言葉を不快に感じた。許容しないし弁護できない」と指摘した。一方、トランプ氏が発言を謝罪したことには「評価する」と語った。

米メディアによると、女性蔑視発言はトランプ氏が2005年に出演したテレビ番組の待機中に男性司会者と雑談していたテープが流出し、判明した。魅力的な女性に「迫ったがだめだった」などと語ったとされる。

一連の発言はバラエティー番組に出演したトランプ氏の待機中の会話をマイクが拾い、記録されていた。メラニア夫人と結婚した直後だったが、「私は魅力的で美しい女性に磁石のように引き寄せられ、キスを始めてしまう」などと話した。

トランプ氏は当初、「嫌な思いをさせてしまった人がいたら謝る」と異例の謝罪声明を発表した。しかし騒動が収まらず、その後、ビデオで「私が間違っていた。謝罪する」と改めて陳謝した。メラニア夫人は8日の声明で蔑視発言を巡り「不快で受け入れられない」としながらも「夫の謝罪の言葉が受け入れられることを望みたい」と述べた。

主要な世論調査を平均した米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の直近の支持率はクリントン氏47.5%に対し、トランプ氏は42.9%で、クリントン氏が4.6ポイントと差を広げている。11月8日投票の大統領選まで残り1カ月を切った。有権者から質問を受け付ける「タウンミーティング」方式をとる第2回討論会は、逆風のトランプ氏が巻き返せるかが焦点となる。 日経新聞より

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