2016年10月28日金曜日

太平洋管轄の米軍第3艦隊

【東京=ロイター】米海軍が21日、中国が実効支配するパラセル諸島実施した、航行の自由作戦は、初めて米カリフォルニア州サンディオゴに司令部を置く米海軍第3艦隊の指揮下で行われた事が明らかになりました。

東アジアにおける米海軍力の強化することを狙ったものと見られます。匿名の二つの情報筋がロイター通信に語りました。

作戦では、第3艦隊のミサイル駆逐艦ディケーターが、中国と台湾、ベトナムが領有権を主張するトリトン島とウッディー島の周辺海域を航行しました。

航行の自由作戦が日本の横須賀を母港とする第7艦隊抜きでおこなわえたのは、今回が初めてで、情報筋は、米海軍がアジアの二つ戦線で同時に海上作戦行動を実施できるようにすることが狙いと思われる。試験的に変更したものといいます。

第3艦隊がアジアにいる艦船を指揮する事は、第2次世界大戦以降ありません。それが通例になれば、第7艦隊とともに朝鮮半島やフィリピンなどで同時に作戦行動が出来るようになると情報筋の一人は語ります。

第3艦隊のペリー報道官はディケーターが6ヶ月前、3隻で構成する水上戦闘群(SAG)の1隻として南シナ海に派遣されたことを明らかにしました。

第3、第7両艦隊で構成する米太平洋艦隊のスイフト司令官は昨年、太平洋を日付変更線で東西に分け、それぞれ第3、第7艦隊に担当させるやり方を廃止しと表明。第3艦隊の役割を広げる事を示唆しています。

従来、境界線を越えた第3艦隊の艦艇は、第7艦隊の指揮下に入っていました。米海軍高官は今年に入ってロイター通信に対し、第3艦隊の艦船がさらに東アジアで派遣されると語りました。

現在、第7艦隊には米空母で唯一前進配備されている、ロナルド・レーガンなど80隻、第3艦隊には空母4隻など艦船100隻以上が配備されています。

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