2016年10月10日月曜日

女性蔑視・メール問題などで非難合戦 米大統領選第2回討論会

米大統領選は9日夜(日本時間10日午前)、大統領候補による第2回テレビ討論会を開いた。民主党のヒラリー・クリントン前米国務長官(68)は共和党のドナルド・トランプ氏(70)による女性蔑視発言を批判。トランプ氏はクリントン氏の夫で元大統領、ビル氏の女性問題を持ちだし、反撃した。双方が非難合戦に終始した。
 
第2回討論会の会場は中西部ミズーリ州セントルイスのワシントン大学。有権者の質問に答えるタウンホール(対話集会)形式で進んだ。時間は90分間を超えた。

トランプ氏は過去に「有名人になれば女性は何でもしてくれる」などと女性を見下す発言をしたことついて「あれは『ロッカールームトーク(軽口)』だ。誇らしいとは思っていない」と語った。同時に「私の家族と米国民に謝罪する。私ほど女性に敬意を持っている人間はいない」と釈明した。

クリントン氏は「トランプ氏の大統領としての資質が疑われているのは今回の女性の問題だけではない。中南米系やイスラム教徒、障害者らも侮辱してきた」と述べ、トランプ氏には大統領の資質がないと断じた。

一方、トランプ氏はビル氏の女性問題を取り上げ「女性への虐待だ。私の場合は言葉だが、彼は行動に及んでおり、ずっと悪質だ」と反論した。

トランプ氏はクリントン氏が長官時代に公務に私用メールアドレスを使っていた問題も「違法だ」として追及した。「もし私が米国で法律に責任を持つ立場になれば、クリントン氏を投獄する」と明言した。相手候補に「投獄」という激しい言葉を用いて攻撃した。クリントン氏はトランプ氏の指摘は「事実ではない」と言い返した。

共和党副大統領候補のマイク・ペンス氏はシリア北部アレッポで国民に危害を加えるアサド政権への軍事行動を準備すべきだと訴えている。トランプ氏は「ペンス氏の考えは間違っている」と言明した。その理由として「(アサド政権を軍事支援する)ロシアと危機的な状況を迎える」と説明した。大統領候補が副大統領候補の主張を真っ向から否定するのは異例だ。

2005年のテレビ番組収録の際にしたとされるトランプ氏の女性蔑視発言が7日に表面化した。共和党内では大統領選での不支持や撤退を求める声が強まっている。トランプ陣営は不支持を表明した議員の醜聞を暴露する構えをみせており、党との対立は激しくなっている。

11月8日投票の大統領選まで残り1カ月を切った。主要な世論調査を平均した米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の直近の支持率はクリントン氏47.5%に対し、トランプ氏42.9%とその差は4.6ポイントに広がった。トランプ氏は第2回の討論会で巻き返せたのか。両候補の最後の直接対決となる第3回討論会は19日、西部ネバダ州ラスベガスで開かれる。 日経新聞より

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