2016年10月10日月曜日

比が米との演習見直し

フィリピン軍と米軍との合同軍事演習について、フィリピン側が見直しを行い、継続するか規模を縮小するか検討している事が分かりました。フィリピン軍のパディラ報道官が8日、明らかにしました。

同報道官によると、両軍が相互防衛条約に基づいて数十年にわたり行ってきた演習の成果について、軍幹部と政府が評価。フィリピン側が独自に決断を下し、米側に通告するとしています。

フィリピンのドゥテルテ大統領は7日、米国を非難する発言を繰り返す中で、合同軍事演習は、今年が最後になるかもしれないとの立場を改めて示している。

パディラ氏は同国民放ABC-CBNニュースに対し、現在進んでいるのは(合同軍事演習)フィリピン国民にもたらす恩恵を見いだすための検討と評価だ、演習を全て継続することになるかもしれないし、国民への恩恵がなければ一部中止することもあるだろうと述べています。

米・比両軍は毎年28回の合同軍事演習を実施し、その内3回は大規模演習です。両軍の海兵隊は12日まで、上陸作戦や実弾射撃訓練を行っています。

一方、フィリピンのロレンザーナ国防相は7日、パディラ氏は、同活動は最近実施されていないため、中止するのは難しくないと述べました。

両軍海軍は今年、海上警備活動を2回行っています。ただ、沿岸から12カイリのフィリピン領海内だけで、双方が合意していない南シナ海の紛争海域での海上警備活動は実施していません。

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