日本の交通スケジュールの正確さに驚く外国人は多く、それが日本人の真面目さの象徴のようにも語られる。さて、そんな日本の交通スケジュールの正確さは、航空の領域でも発揮されているだろうか。
Flight Status社が発表している「On-time Performance Service Awards」では、航空会社がどれだけ定時で到着できているかを調査し、ランキングとして発表している。なお、定刻に対して遅延15分未満に到着したフライトが定時到着としてカウントされる。本記事では、主要国際航空会社部門のランキングを紹介したい。
主要国際航空会社部門は、運航会社単体の実績が対象となる「メインライン」と、グループ会社の運航便を含めた実績が対象となる「ネットワーク」の2部門がある。
メインラインでは、JALの2016年定時到着率が87.33%で世界第2位を記録し、2015年の3位からランクアップした。ANAの2016年定時到着率が85.28%で世界第8位であり、2015年の2位から大きくランクダウンした結果となった。なお、2015年2016年ともにスペインのイベリア航空が世界1位を獲得している。
ネットワークでは、JALの2016年定時到着率が87.80%で世界第3位を記録し、2015年の1位の座を明け渡す形となった。ANAの2016年定時到着率が85.54%で世界第6位であり、メインライン同様に2015年の3位から大きくランクダウンした結果であった。2016年の世界1位はKLMオランダ航空、第2位はイベリア航空であった。
今回紹介した主要国際航空会社のほかに、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、中東・アフリカ、ラテンアメリカの地域別にも表彰がされている。また、アライアンス部門、低コスト航空会社(LCC)部門での表彰もある。海外に行く際、数ある航空会社の中からより到着時間に信頼のおける航空会社を選びたいときには、ぜひこの「On-time Performance Service Awards」のそれぞれの部門のランキングを参考にしてみてはいかがだろうか。特に、到着遅れが許されない大切な予定が待っているフライトは、過去の実績からできるだけ確実に時間通りに到着する航空会社を選びたいものだ。
NewSphereより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年8月3日木曜日
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