2017年8月30日水曜日

こんなことさえ出来ない日本が、「正常な国」になれるのか

9月3日は中国抗戦勝利記念日だ。半世紀以上が過ぎるが、敗戦国の日本は正確な態度で侵略の歴史を反省し、隣国の懸念に配慮することができずにいる。そればかりか日本は歴史問題で隣国の感情を害するさまざまな動きを見せている。これは「心の病」によるものだ。
 
まず、心理的に敗戦をまったく受け入れていない。終戦前、行き詰まった日本は連合国の「無条件降伏」という条件を飲んだ。現在の日本国内において、戦後の極東の秩序は「勝者」が作ったものであり、東京裁判は一方的な判決であり、戦後レジームは外部から押し付けられたものといった観点がある。第二次大戦の成果に対する間違った認識は、日本が戦後レジームを脱却し、「正常な国」になるための民意の基礎になった。
 
次に、中国に対して異常な心理を持っている。一部の日本人は中国の急成長、中日の実力の逆転を心理的に受け入れがたく、日本が全力で中国に対抗すれば再び有利な立場になれると考えている。この歪んだ認識に導かれ、日本は中日関係の方針を正確に決定できなくなっている。これは中日関係の前向きな発展に影響を及ぼす、大きな消極的要素だ。
 
それから、日本はまだ遠い過去の夢に浸っている。日本は近年、歴史問題と国民教育の面で、不穏な動きを続けている。侵略の歴史を薄れさせ、さらには美化し、戦犯の魂を祀り、戦前の教育体制に戻ろうとする。悪名高い参戦兵器の名を新型兵器につけ、軍国主義の侵略戦争を発動する基礎となった「歴史遺跡」を包装・隠蔽し、世界遺産の登録申請を行った。日本がこうする目的は、歴史の美化と書き換えにより、当時の軍国主義戦争がもたらした痛ましい歴史の教訓を国民に忘れさせ、他国を酷使した「栄誉」への憧れを抱かせ、日本の現在の政治右傾化と再武装化の行為を「合理化」させることだ。この一方的な歴史の記憶とミスリードの国民教育は、日本の一部当局者がまだ過去の歴史に浸りきっており、日本の現在の国際関係における位置づけを見いだしていないことを示している。
 
「心の病」に取り憑かれたままでは、日本は時代の流れに乗り発展できない。過去に浸りきり、日本の現在の行為は古い考え方に支配されている。対抗的な心理で国家間の関係を処理し、他国の発展を阻害することで自国を有利にしようとしている。日本の「地球儀を俯瞰する外交」は、徒党を組み対抗し、遠くの国と交わり隣国と攻撃する手段だ。軍事力発展により再武装化の道を歩むことを「正常な国」の象徴とし、軍拡に本腰を入れあちこちで武力を誇示し、領土・海洋権益をめぐる紛争で武力を使い絶えず高圧的な態度を示している。日本はさらに自国がリーダーシップを発揮できない地域協力枠組みへの参加を拒否し、外部の力を借り東アジアにおける特殊な地位を手にしようとしている。この流れに逆行した措置は、平和・発展・安定を求める東アジアの時代の流れにまったく合わず、地域発展の不確定性を高めている。
 
簡単に言えば、日本は歴史の重荷を下ろさなければ未来に向かうことができず、「心の病」を断ち切らなければ隣国の信頼を勝ち取り、正常な国家関係を築くことはできない。  チャイナネットより

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