コリア・パッシング(韓国無視)が顕著になってきた。北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、北海道上空を通過して太平洋に落下させた29日、日米首脳は発射から約3時間半後に電話会談し、日米間の連携を確認した。一方で米韓電話首脳会談は行われなかったのだ。発射情報に関しても、日本のメディアが韓国軍当局よりも早く一報を伝えるていたらくだった。
安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日午前、電話会談し、国連安保理での北朝鮮に対するさらに強い制裁決議の採択に向け、日米韓3カ国で連携することを確認した。
電話会談のなかで文氏は、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したことを「挑発を通り越し、隣国に対する暴挙だ」と非難した。さらに、ミサイル発射後に韓国空軍が爆弾投下訓練を実施したことについて「これまでで最も強い対応だった」と強調した。
ただ、韓国では文氏の存在感低下を心配する声が強まっている。朝鮮日報日本語版は29日深夜、「北朝鮮の挑発に関連した日本や米国の動きをめぐり、韓半島の安保危機で韓国が排除される『コリア・パッシング』の状況が再び起きているのではないか」と報じた。
29日のミサイル発射を受け、安倍首相とドナルド・トランプ米大統領は約40分間、電話で協議した。安倍首相は会談後、記者団に「日米は北朝鮮への圧力を一層強化することで完全に一致した」と語った。
安倍首相とトランプ氏は7月31日に北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した際にも電話会談した。文氏は夏季休暇中で、トランプ氏と電話会談したのは、1週間後の今月7日になってからだった。
前出の朝鮮日報は、安倍首相の対応と文氏の対応を比較しながら、「コリア・パッシング」の懸念を示した。
さらに同紙は、韓国軍当局が北のミサイル発射の情報について、29日午前6時6分に韓国メディアにメッセージを伝えたが、日本が運用する全国瞬時警報システム「Jアラート」が約8分も早く情報を発表し、一部地域に避難を呼び掛けていたとし、「(韓国国防部は)『韓国軍の情報資産を用いて日本メディアより先に伝える』と強調してきたが、これが守られなかったことになる」と論評した。夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年8月31日木曜日
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