なぜ盛り上がらないのか、元公安警察OBが驚くべき話をしてくれた。
■共産党との悪魔の契約が影響か
画像は、小沢一郎/Wikipediaより
「民進党が代表を変えたところで体質的には何も変わらないからでしょう。また、生き残りのために共産党と手を組んだことも影響しているはずです。野党共闘という名の選挙協力の影の立役者は、自由党の小沢一郎代表と不破哲三元議長ですが、不破元議長の意を受けた志位委員長は、昨年4月頃から小沢代表と水面下で接触し、協力関係が進行していったと聞いています」(元公安警察OB)
「小沢代表は、共産党との連携は諸刃の剣であることは十分承知していたそうですが、選挙区約2万票の共産党員票に目がくらみ、共産党と悪魔の契約をしてしまったわけです。一方共産党は、『民主連合政府』樹立という悲願を達成するために小沢代表の政治力を利用したのです。ちなみに、小沢代表とともに共産党との仲介を行ったのは小林節慶応大学名誉教授ですね」(同)
たしかに、国会で与党を追及する民進党の質問などをみていると、共産党より共産党化している印象で、それは共産党にオルグされた姿に見える。
■民進党などの野党と共産党が連携した場合の悪夢のシミュレーション
レフ・トロツキー(Wikipedia)より
先日トカナでは、2度にわたり共産党の真の姿を暴露する記事を掲載し、共産党の存在自体が日本にとって脅威となりうることを説明したが、もう一度簡単に説明してもらった。
「公安が未だに共産党をマークしているのには理由があります。共産党は党規約で『科学的社会主義を理論的基礎とする』と規定していますが、その『科学的社会主義』とは、すなわち暴力による革命を肯定する『マルクスレーニン主義』と同義なんです。危険なのは、暴力を否定せず肯定している部分で、『革命への移行が平和的になるか非平和的になるかは結局、敵の出方による』という責任転嫁の論理を放棄していないからです。敵である権力者たちが大人しく権力を手放すことはありえませんから、結局、“流血を伴う暴力革命にならざるを得ない”という考え方なのです」(同)
■共産党の独裁政治が始まる可能性
「もちろん社会主義、共産主義の実現が暴力を用いず、平和的、民主的に行われるのであれば問題ないのですが、そうはなりません。ソ連におけるロシア革命や中国における文化大革命、日本でも、昭和50年代に革命蜂起した共産党員らによる騒乱事件などから連想されるように、実現のためには暴力が伴う事件が起きることが予想されます」(同)
「そこで、民進党などの野党と共産党の連携についてですが、共産党は『さしあたって一致できる範囲の政府を作る』としています。すなわちこれが共産党のいう『国民連合政府』構想ですが、共産党がその次に想定しているのが『労働者階級の前衛党である共産党による一党支配』です。ロシア、中国、その他の共産主義革命国家すべてにおいて“共産党による独裁政治”という結果がもたらされたことは歴史をみれば明らかですね」(同)
「したがって、民進党が共産党と手を組んで、うかつに彼らが主張する『国民連合政府』構想に乗ると、その先にある共産党独裁に手を貸すということになり、もしも政権を取った場合には民主主義は破壊される危険があるということです。民進党代表選で、岡田、前原、細野らが、共産党との連携を厳しく否定しているなかで、枝野氏だけが異常に共産党との連携を主張していますが、これは非常に危険な試みだと思います。かつて安倍首相が国会で『枝野氏は約800万円の献金を“殺人や強盗や窃盗や盗聴を行った革マル派活動家”が影響力を行使しうる団体から受けていた』と指摘したことと無関係ではないはずです。というのも、革マル派は元来、共産党から派生した極左暴力集団であり、思想の根底は共産党と同じだからです」(同)
民主党政権時代の政権運営が国民の期待を大きく裏切り、その印象から脱却できない民進党は、完全に極左化してしまう前に手を打つべきではないだろうか。暴力を肯定する政権に国家の運営を託すほど世論は甘くない。 トカナより
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