2017年8月28日月曜日

「徴用工問題は解決済み…早く目覚めて」「重大な国益害しかねない」

韓国の文大統領が、解決済みの徴用工問題を蒸し返そうとしている。自民党政調会長代理を務める片山さつき参院議員が、暴走する隣国に真正面から警告を発した。
 
「韓国の対日請求権は、1965年の日韓請求権協定で解決済みです。しかも、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2005年、『韓国政府が道義的に取り組む』と宣言しました。当時、文氏は大統領側近として青瓦台(大統領府)で活躍しており、こうした事情は知っているはずです」
 
片山氏はこう語り、ため息をついた。
 
文氏は就任100日の17日に開いた記者会見で、徴用工問題を取り上げ、新たな「賠償カード」にする可能性を示唆した。
 
朝鮮半島は、北朝鮮が米国領グアムへの弾道ミサイル発射を予告したのに対し、米国が軍事行動を示唆するなど、一触即発の危機が続いている。
 
片山氏は「アジアと世界の平和と安定のために、日米韓3カ国が力を合わせていかなければならない時に、なぜ韓国はわざわざ、これに逆行しようとするのでしょうか」と疑問視した。
 
文氏は大統領選中から「従北・親北」と言われていた。まさか、「反日発言」を利用して、窮地に立つ北朝鮮を助けるつもりなのか。
 
片山氏は「国家間の約束を一方的に反故すれば、韓国は国際的信用を失うだけでなく、重大な国益を害しかねない」と批判し、続けた。
 
「そもそも、北朝鮮は『米国としか交渉しない』と言っています。文氏が日本を敵視して北朝鮮と譲歩しようとしても、まったく意味はありません。それどころか、西側諸国としての基盤が崩れる恐れがある。とても愚かしいことです」

米財務省は22日、北朝鮮の「核・ミサイル開発」に関与したとして、中国とロシアなどの企業や個人を制裁対象に追加指定したと発表した。「武力行使も辞さない」という強硬姿勢を続けながら、北朝鮮の抜け道を防ぎ、核・ミサイルの完全放棄につなげる意向だ。韓国の出番はない。
 
「文氏は存在感を示すために『反日カード』を切ってきたのでしょうが、安倍晋三首相は『ゴールポスト(終着点)が動くことは絶対にあり得ない』と明言しています。また、21日には日韓議員連盟会長の額賀福志郎元財務相らが訪韓し、徴用工の蒸し返しについて、日本の懸念を伝えたと聞いています。韓国も早く目覚めてほしいです」
夕刊フジより

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