2017年8月28日月曜日

羽田孜元首相が死去

羽田孜元首相が28日午前、老衰のため東京・世田谷区の自宅で死去した。82歳。関係者が明らかにした。東京都出身。葬儀は9月8日午後1時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は妻綏子(やすこ)さん。羽田氏は政界引退後、多発性脳梗塞で闘病していた。
 
成城大卒業後、小田急バス勤務を経て昭和44年に衆院旧長野2区で初当選し、当選14回。自民党旧竹下派出身で「七奉行」の一人に数えられ、中曽根、竹下両内閣では農相を務めた。リクルート事件を受け、自民党選挙制度調査会長として政治改革に取り組み、小選挙区導入の旗振り役となった。

宮沢内閣では蔵相に就いたが、平成5年6月に野党が提出した宮沢内閣の不信任決議案に賛成。小沢一郎氏らと共に自民党を集団離党して新生党を結成し、同年8月に発足した「非自民」勢力7党1会派による細川連立政権では副総理兼外相を務めた。

細川内閣の総辞職を受け、6年4月に第80代首相に就任。少数与党のため政権基盤は安定せず、同年6月の予算成立後、総辞職に追い込まれた。在任期間は64日間。戦後では東久邇宮内閣の54日に次ぐ2番目の短命政権で、現行憲法下の内閣では最も短い。 
産経ニュースより

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