2017年8月29日火曜日

北ミサイル、北海道の上空通過…太平洋上に落下

北朝鮮は29日午前5時58分頃、同国西部から北東方向に弾道ミサイル1発を太平洋に向けて発射した。
 
ミサイルは同6時6分頃、北海道の上空を通過し、同6時12分頃、襟裳岬の東約1180キロ・メートルの太平洋上に落下した。自衛隊は迎撃措置をとらず、航空機や船舶の被害はなかった。

菅官房長官が記者会見で明らかにした。北朝鮮のミサイルが日本列島の上空を通過するのは、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルが沖縄県上空を通過した2016年2月以来で、今回が5回目。今年に入ってからの弾道ミサイル発射は8月26日以来で、13回目となった。

韓国軍合同参謀本部によると、平壌市順安一帯から発射。飛行距離は約2700キロ・メートルで、最大高度は約550キロ・メートルに達したという。

北朝鮮は8月8日付の朝鮮人民軍戦略軍報道官の声明で、米領グアム島周辺に中長距離弾道ミサイル「火星12」を発射する計画を検討中であることを公表。10日には国営の朝鮮中央通信を通じて、4発のミサイルを同時に発射し、島根、広島、高知各県の上空を通過させた上でグアム島周辺30~40キロ・メートルの海上に落下させると予告していた。

日本政府は、島根、広島、高知各県に加え、近隣の愛媛を加えた計4県に航空自衛隊の地対空誘導弾(PAC3)を展開して警戒を強化していた。トランプ米大統領は「(発射すれば)世界が見たこともないような炎と怒りに直面する」などと強くけん制してきただけに、朝鮮半島情勢は緊迫の度合いを増しそうだ。

日本政府は全国瞬時警報システム「Jアラート」を使い、該当地域の自治体を通じて、住民への警戒を促した。安倍首相は首相官邸で記者団に「我が国の上空を越えるのは、これまでにない深刻な脅威だ。北朝鮮に断固たる抗議を行った。圧力の強化を国連の場で求めていく」と述べた。infoseek newsより

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