「No.1脱北美女」として話題のキム・アラが、5月11日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況秘報告~』(テレビ東京系列、毎週木曜24:12~)に出演。意外と知られていない北朝鮮の真実を赤裸々に語った。
「今、知らなくてはならない北朝鮮SP」と題して送る今回は、北朝鮮の事情に詳しいジャーナリストや実際に脱北した人たちがスタジオに登場。テレビや新聞だけでは分からない、北朝鮮のリアルな真実に迫った。
キム・アラは、脱北美女たちが一堂に会して北朝鮮の内情を赤裸々に告白する韓国の人気番組で「No.1脱北美女」と呼ばれ話題を集めた女性。しかし、12歳まで北朝鮮の田舎町に住んでいた彼女は、想像できないような貧しい生活を送っていた。
番組では、1998年当時の北朝鮮の様子を撮影した映像を紹介。やせ衰えた軍人や、町で拾い食いをしている子どもたちの姿を見たキムは「昔の私を見ているようです。私も市場で物を拾っていましたし、トウモロコシの粒を見つけたら、すぐ口に入れていました」と、悲しそうな顔で貧しい時代を振り返った。
幼少期から激しい貧困に苦しんでいたキムは11歳の時、両親に捨てられホームレスに。生きるためには栄養を摂らないといけないため「ネズミや蛇、虫まで食べていました」と、何でも口にしていたようで「良い香りがする土があるんですけど、それをパンのように丸めたものを焼いて食べるほど何もなかった」と、北朝鮮の厳しい食糧事情を暴露した。
日常生活の大変さは食事だけではない。お風呂も普通に入ることができなかった。「私の場合は、年に一回ぐらいしか入れませんでした」とのこと。大きな釜でお湯を沸かして、大きいタライを使いながら体を洗っていたという。しかも石鹸がなかったため「アジなどの魚の残りカスを集めて、それをお酒と一緒に煮詰めることでできる灰汁から石鹸のようなものを作って、代わりに使っていました」と、体をキレイにするのもひと苦労だったようだ。
北朝鮮にいたころのキムはかなり貧しい生活を強いられたが、学校は無償で通うことができた。だが、そこにもからくりがあり、学校に行くためにはウサギの皮や石炭などの物資が必要。結局、貧乏な子どもは行けず、裕福な家庭の子どもだけが通える図式が出来上がっていたという。
北朝鮮の学校は教育方針もかなり偏っていたようで、キムは「日本は悪い人たちが住んでいて、アメリカは未開の国だと教わりました」と語り、「それを聞いて、私たちは幸せな国に暮らしているんだな。他の国は資本主義でお金のことしか考えられない哀れな人たちだと思っていました」と、当時自分が他国に対して抱いていた思いを明かした。
10代前半に、命懸けで国境の川を泳いで渡り、脱北したキム。韓国に来て日本人観光客を初めて見た彼女は「女の子はかわいいし、みんな素敵で優しそう。(日本人は)悪人じゃないと初めて気付きました」と、北朝鮮で教えられてきたことと現実の違いに驚いたエピソードを披露した。
この日は他に、北朝鮮の様子を極秘撮影した驚愕の映像を大公開。全国民を支配する“秘密の本”の謎についても分かりやすく解説した。 テレビドガッチより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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