2017年5月23日火曜日

安保理「制裁含む重大措置」 北ミサイル非難の報道声明

国連安全保障理事会は22日、北朝鮮による21日の弾道ミサイル発射を「強く非難する」との報道声明を発表した。声明には北朝鮮が新たな挑発行為に踏み切った場合には「制裁を含むさらなる重大措置をとる」と明記し、追加制裁の実施を警告した。
 
安保理は23日に北朝鮮のミサイル発射を巡り緊急会合を開く。安保理の報道声明は法的拘束力を持たないが全15理事国の賛同が必要で、会合前日に発表することで国際社会の団結した意思を示した。北朝鮮との対話を重視する中国やロシアも非難声明の発表に同意した。

声明では対北朝鮮の制裁措置を徹底して履行すると誓ったほか、国連の全加盟国にも「迅速かつ真剣に」履行することを促した。今回の声明では新たに安保理の北朝鮮制裁委員会に対し、全世界での制裁履行の改善に向け努力するよう求めた。

北朝鮮は14日にも弾道ミサイルを発射し、安保理は非難声明を発表し、16日に緊急会合を開いたばかり。米国を中心に追加制裁の必要性を訴える声が出たが、中ロが慎重な姿勢を崩さなかった。23日の緊急会合でも協議が進展するかは不透明だ。 日経新聞より

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