2017年5月25日木曜日

【北朝鮮ミサイル】政府関係者「今が一番危ない」と警告

落ち着いたかに見えた朝鮮半島情勢が緊迫度MAXだ。「米国と北朝鮮で戦争が始まる」「日本にも核ミサイルが飛んでいる」。
 
そんな話が跋扈したのは、ちょうどひと月前。ドナルド・トランプ米大統領がシリアのアサド政府軍に空爆を行い、その流れで北朝鮮にも矛先を向けたことから緊張が高まった。トランプ大統領は「先制攻撃も辞さない」と北を牽制。

メディアはこぞって「米朝開戦秒読み」と騒ぎ立てたが。ここまで然したる暴発は起きていない。アオるだけアオって何も起きないのは、毎度おなじみのパターン。このところは北朝鮮の動向を伝えるニュースもどこか緊張感が薄れているようにも感じられる。

だが、政府関係筋によると「いまが最も危ない」という。北朝鮮は今月21日午後4時59分ごろ、中部の北倉付近から弾道ミサイル1発を発射。飛距離は約500キロで、韓国軍当局によれば、2月に発射した核弾頭の搭載が可能な「北極星2号」と類似しているという。北朝鮮のミサイル発射は今年に入り8回目。同14日には最大高度2000キロ超に達する新型の弾道ミサイル1発を発射したばかりだ。これはトランプ大統領が「レッドライン」と警告する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の前段階である中距離弾道ミサイル(IRBM)とみられており、北朝鮮の軍事技術が飛躍的に向上していることの証明となった。

国際社会は経済制裁や国交断絶など、あらゆる手段で北朝鮮を追い込んでいるが、金正恩は全く意に介さない。半島情勢に詳しいジャーナリストによると「北朝鮮と戦争になれば、隣国の韓国に壊滅的な被害が出るとシミュレートされている。韓国が米国の同盟国である以上、うかつに先制攻撃はできない。北朝鮮もそのことをわかっており、いまのうちに核開発、ICBMの完成を一気に進めている」という。

「脅せば屈する」とタカをくくっていた米国にとっては大誤算。あれだけ強気だったトランプ大統領もここにきて「核放棄すれば交渉に応じる」と態度を軟化させている。今回の構図をトランプと金正恩のチキンレースになぞる声もあるが、これは事実上、トランプが下りたことを意味する。

北朝鮮のクレイジーぶりに米国も頭を悩ませている。こうなると北朝鮮のペースで物事は進む。ゆくゆくは米朝で直接交渉の場が設けられるだろうが、その時にはすでにICBMは完成していて、北朝鮮に有利な話し合いとなるはずだ」(同)
 
ナメられっぱなしのトランプは、自国でも踏んだり蹴ったり。ロシアとの“ただならぬ関係”を追及され、弾劾危機に瀕している。トランプとしては批判の矛先を変えるために、何らかのアクションを起こす必要があり、それが1度は諦めた北朝鮮への先制攻撃という。一般紙記者の話。

「ブッシュ政権下では9.11同時多発テロの報復で、イラクに武力行使したところ支持率が急上昇した。トランプも保身のために、韓国の犠牲を省みずに平壌に先制空爆を仕掛ける可能性がある。大義はいくらでもある。あとは彼の決断次第だ」

ことを起こす場合、韓国への事前通達は必須だが、前出のジャーナリストいわく「韓国には反北朝鮮と言いながら、裏で北と繋がっている国会議員が山ほどいる。米国も『韓国に機密を漏らすとろくなことにならない』とわかっている。事前通達するなら、攻撃直前の後戻りできないタイミングだろう。トランプもまたクレイジー。事態は予断を許さない」

平和ボケしていたら、そのうちズドン!とミサイルが落ちてきても不思議ではない。 トカナより

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