2018年10月2日火曜日

東大スカイツリーで「相対性理論」の証明実験

重力の大小で時間の進み方が異なるという物理学者アインシュタインの一般相対性理論を証明する実験を、東京大の香取秀俊教授(量子エレクトロニクス)らの研究チームが東京スカイツリー(東京都墨田区)で行う。香取教授が開発した高性能の時計を2日夜に地上450メートルの展望台と1階会議室に設置し、微調整した上で今月中旬以降に実施する。

地球の重力は中心から離れるほど小さくなるため、高い場所ほど重力が小さくなり、時間の進み方がわずかに早くなるとされる。相対性理論を基にした計算では、450メートル差があると1日4ナノ(ナノは10億分の1)秒の差が出るという。

実験に使う時計は、2005年に開発した「光格子時計」。多数のストロンチウム原子を振動させて測定することで、精密な計測を可能にする。現在の機能で1秒未満を18桁まで計測できる。

2年前に同様の実験をした際は、時計が大型のため実験室から持ち出せず、15メートルの高低差で行い成功した。今回は時計を段ボール3箱分の大きさまで小型化することができたため、屋外の高低差の大きい場所で行うことにした。小型化した時計の機能テストも兼ねている。

香取教授は「スカイツリーで成功すれば、今度は富士山で計測したい。時間差から逆に高低差も導き出せるので、測量技術にも役立てたい」としている。毎日新聞より

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