2018年10月23日火曜日

サムスンが狙った自動車部品メーカー、日本企業が8000億円で買収

日本の自動車部品メーカー、カルソニックカンセイがフィアット・クライスラーからマネッティ・マレリを62億ユーロ(約8031億円)で買収する。マネッティ・マレリはサムスン電子が一時買収を推進した自動車電子装備メーカーだ。

ブルームバーグは22日、「合併すれば両社の年間売り上げは170億ドル、従業員数は6万5000人に達する。新会社の名称はマネッティ・マレリCKホールディングスになるだろう」と報道した。1919年に設立されたマネッティ・マレリは1967年にフィアットグループに買収された。車両照明、車両用電子製品など自動車用電子装備を製造する。日産自動車系列会社だったカルソニッカンセイは昨年米国系ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に買収された。両社は買収合併を通じ、電気自動車、自動運転車など次世代車両用の部品開発に拍車をかける見通しだ。

日本経済新聞によると、昨年基準マネッティ・マレリの売り上げは1兆800億円で世界の自動車部品メーカーで24位、カルソニッカンセイは1兆円で28位を記録した。両社の売り上げ総額を合わせると世界10位に迫り、売り上げ2兆200億円で11位の仏ヴァレオを上回る。

サムスン電子は2016年に買収した自動車電装メーカーのハーマンとのシナジー効果を出すためにマネッティ・マレリの買収を推進したが、交渉過程で価格など意見差が大きく途中で断念した。中央日報より
        

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