2018年10月29日月曜日

今度は印首相を招待、トランプリスクに備える安倍外交

27日に習近平国家主席に中国で会って帰国した日本の安倍晋三首相が、28日にはインドのナレンドラ・モディ首相を山梨県内の自身の別荘に招待した。安倍首相が個人の別荘に外国の首脳を招待したのは今回が初めてだ。安倍首相はここでモディ首相と夕食を共にし、インドを重視するというメッセージを伝えた。中国と国境を接して激しく競い合っているインドに配慮したものだ。

安倍首相は29日に行われるモディ首相との首脳会談で、インドに3000億円の借款を提供する方針も明らかにする予定だ。情報技術(IT)分野に力を入れ、新たなパートナーシップ協定も締結する。モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)分野技術の共同開発にも力を入れ、ベンチャー企業人材の相互交流を拡大する方針だ。日印軍事協力も強化する流れにある。日本は今月初め、海上自衛隊をインド洋に派遣し、インドと合同軍事演習を実施した。さらに、サイバー防衛分野の協力も増えている。

日本とロシアの関係も新たな軌道に乗っている。日本は今週、ロシアと領土問題となっている北方領土近くで、両国が経済協力を強化する方策を具体化する。日本の外務省の森健良外務審議官は31日にモスクワでモルグロフ露外務次官に会い、北海道とサハリンの間の空間協力に関する話し合いに本格的に着手する。両国は領土問題を抱えながらも同地域の豊富な資源を共同開発する事業を進めることで原則合意している。養殖・温室栽培・観光・風力発電・ゴミ削減の5分野で協力することになっていたが、今年に入ってかなり加速化している。朝鮮日報より

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