2018年10月24日水曜日

台湾の列車事故、人員不足と労組

台湾の特急列車脱線事故で、運行主体の台湾鉄路管理局(台鉄)の労働組合は24日までに、事故の背景に人員不足など経営の問題があったとの声明を発表した。慢性的な赤字体質で、安全管理に影響しているとの指摘も出ている。
 
労組は「近年、保線員などの人員が不足していた上、増便のため安全検査の時間も短縮されていた」と運営体制の問題を声明で批判した。
 
交通部(交通省)管轄下の台鉄は昨年も15億台湾元(約54億円)の赤字で、負債総額は1千億台湾元を超えるといわれる。合理化のため人員削減が進み、労組は今年2月にも待遇改善を求めて交通部前で抗議していた。共同通信社より

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