日本と中国が6年余りの冷却期間を終え、新しい関係で密着する姿だ。中国を訪問中の安倍晋三首相は昨日、中国の習近平国家主席、李克強首相とそれぞれ会談したのに続き、両国関係の発展、大規模な経済協力などを核心内容とする共同宣言を採択した。「競争から協調へ」「互いの脅威とならない」と強調する安倍首相に中国は歓待と礼遇で応じた。
財界人500人を同伴した安倍首相の2泊3日の日程、日中が出した合意は国際社会の注目を引くのに十分だった。尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題で2013年に終了した通貨スワップ協定を再開し、その規模を約300億ドルへと10倍以上に拡大した。特に両国はタイのスマート新都市共同開発などASEAN・アフリカ市場へのインフラ投資も共にすることにした。両国の企業関係者1400人が昨日「日中第三国市場協力フォーラム」を開き、50件以上の事業に合意したというのだから、その規模と実用性に驚かざるを得ない。両国が前面に出してきた「一帯一路」(中国)政策と「インド太平洋戦略」(日本)も一歩ずつ譲り、ウィン・ウィンの姿勢で共生するということだ。
領有権と歴史問題をめぐり対立してきた両国がこのように「進取的関係」に変貌したのは、トランプ米大統領の「米国利益優先主義」が作用した側面がある。トランプ大統領の経済・安保波状攻勢に苦戦中の中国と、同じくトランプ大統領の費用重視同盟観に直面した日本が戦術的に解氷を模索したのだ。昨年9月、安倍首相は在日中国大使館の中国国慶節行事に日本首相としては15年ぶりに出席し、5月には李克強首相が天皇を表敬訪問するなど両国は関係回復のために努力してきた。
中国は世界経済2位、日本は3位の大国だ。この両国の緻密で実事求是的な外交が示唆する点は多い。トランプ大統領発の暴風雨に対抗して過去をしばらく棚上げにし、未来の国益を考慮しているのだ。韓国も冷厳たる国際社会の現実を直視し、実利外交の追求に総力をあげるべき時だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が南北関係だけに没頭し、国際社会の急速な変化を見逃していないか心配だ。中央日報より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年10月27日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿