2018年10月29日月曜日

中国がレアアース生産を削減、世界中が代替調達ルート求め騒然

2018年10月27日、中国紙・参考消息(電子版)によると、英ロイター通信は24日、中国がレアアース(希土類)の生産を削減していることを受け、世界中が代替調達ルート求め騒然としていると報じた。以下はその概要。

レアアース業界の動向を調べているアダマス・インテリジェンスのデータによると、中国は今年下半期にレアアースの生産を削減していることから、海外への輸出量が減少し、価格も高騰する可能性が高いという。

中国は今年下半期、レアアース分離・精錬枠を36%削減し、国内生産量を5年ぶりの低い水準である4万5000トンに抑制するが、これは国内需要に対応できる程度の供給規模とみられている。

レアアースはハイテク製品の生産には不可欠で、中国がレアアースの生産を削減すると報じられると、世界中のメーカーが騒然とし、代替調達を模索している。

日本のパナソニックも代替調達に動いていることを明かしている。調達ルートの多様化やサプライヤーとの提携強化のほか、レアアースの使用量削減にも取り組んでいるという。レコードチャイナより

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