北朝鮮が23~25日に予定している核実験場の廃棄について、米国の専門家らは「核実験の証拠隠滅ではないか」など懐疑的な見方を示している。
その一人は、化学の専門家として過去35年、世界各地で核兵器や化学兵器の廃棄に立ち会ってきたシェリル・ロファー氏だ。
北朝鮮・豊渓里(プンゲリ)の核実験場廃棄には米国、中国、ロシア、英国の記者団が取材に向かったが、査察官や専門家は一人も招かれていない。
ロファー氏は「同行できるならサンプル採取や放射能測定の機材を持参したかった。地質学者も連れて行き、坑道の中に入って陥没部分があるかどうかを確認したかった」と話す。
爆破前にこうした情報が得られれば、北朝鮮が開発していた核爆弾の種類や原料、成分、さらには今後の計画も分かった可能性があり、交渉に役立てることができたはずだという。
ジェームズ・マーティン不拡散研究所のメリッサ・ハナム氏は、北朝鮮がブッシュ米政権時代の2008年、寧辺(ヨンビョン)にある核施設の冷却塔を爆破した時のようだと語る。
爆破は報道陣に公開され、米国は制裁の一部とテロ支援国家指定の解除を表明。だがその後、北朝鮮は別の施設で核開発を継続していたことが発覚した。
韓国のシンクタンク、峨山政策研究院の客員研究員で韓国政府元職員の全相勲(チョン・サンフン)氏は、北朝鮮が来月予定される米朝首脳会談で譲歩した後、核実験場への立ち入り検査が行われるのを阻止するために、廃棄を急いでいる可能性を指摘。「単なる証拠隠滅にすぎない」と主張する。
同氏はさらに、北朝鮮が22日の米韓首脳会談にタイミングを合わせ、「政治宣伝を狙っている」との見方を示した。CNNニュースより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年5月23日水曜日
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