2018年5月29日火曜日

大谷、休養日でエンゼルスは大混乱

エンゼルスの大谷翔平投手(23)は28日(日本時間29日)、敵地でのタイガース戦で7試合ぶりに先発をはずれて、出場機会がなかった。チームは3-9で2連敗。大谷のいない打線はつながらず、イライラが募ってソーシア監督が退場になるなど大混乱となった。
 
この日はメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)で祝日。タイガースの先発が左腕、ボイドだったため、エンゼルスは右打者をズラリと並べたが沈黙。先発左腕スカッグスが3回に4番J・マキャンに満塁本塁打を浴びてしまい、0-5とされて敗色濃厚となった。

6回無死一塁でタイガースが右の救援投手を送た際に、大谷は代打の準備を始めたが、5点差をつけられていては出るまでもなし。7回にはエンゼルスの8番マルドナードが低めの球を見逃し三振と判定されたことに激高して退場。抗議したソーシア監督も今季初退場となった(通算45回目)。9回に2番トラウトが両リーグトップの18号ソロを放ったが焼け石に水だった。

ア・リーグ西地区首位のアストロズ、2位マリナーズが快調に勝ち星を伸ばす中、エンゼルスが再建途上のタイガース4連戦の初戦を落としたのは痛い。29勝25敗はアストロズに5・5ゲーム差と引き離された。救援投手不足は一向に解消せず、打線も淡泊さが目立った。やはり、大谷がいない打線は物足りない。

この日は出番のなかった大谷だが、試合前には「フルゴリラ」(目一杯の投球練習)を行った。現地30日(日本時間31日)のタイガース第3戦の先発が濃厚で、実現すれば、相手は昨季までアストロズにいた右腕、マイク・ファイヤーズ(32)。今季は4勝3敗、防御率4・78。チーム状態が悪化しているだけに、大谷の投打にかかる期待と重圧は高まっている。

一方、タイガースは大谷の二刀流には興味津々だ。ア・リーグ最優秀監督賞に輝いたこともある敵将ロン・ガーデンハイヤー監督(60)は「うちも二刀流をやってみたい。体調面、起用法で苦労しているソーシア監督には同情するが」と言って笑わせた。

ヤンキース3連戦は9打数無安打だった大谷。ニューヨーク・ポスト紙は「大谷には悪夢の3日間だった」と皮肉られたが、ニューヨーク・タイムズ紙は「10月にヤンキースとエンゼルスがワイルドカードで戦うかもしれない。大谷のピッチングを経験できなかったことが影響するかもしれない」との懸念を記事にした。infoseek newsより

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