2018年5月29日火曜日

北の“瀬取り”に関与濃厚も・・・まるで隠ぺい?韓国政府の態度

国連安全保障理事会は、北朝鮮の度重なる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に対し制裁措置を実施している。

昨年12月の国連安保理決議により、原油及び石油精製品の輸入が厳しく制限されている。
原油は、年間400万バレルもしくは52万5000トンまでに制限されている。

また、ガソリンや灯油などの石油精製品は、年間50万バレル(約7万9500キロリットル)までと厳しく、北朝鮮の輸入量は前年の1割程度となる。

この石油類の総量は、日本の使う石油の量の1日分を少し上回る程度だ。これでは、国内の物流も立ち行かない。

ましてや、軍隊を維持することなど不可能だ。

朝鮮人民軍が保持すると推定される約3500両の戦闘戦車、約90隻の潜水艦、約80機の爆撃機などの主力戦闘兵器を動かすことは不可能だ。
120万人といわれる朝鮮人民軍の移動もできず、訓練もままならない状態のようだ。

他国を威嚇するミサイルや化学兵器さえ使用不能となるだろう。

燃料の調達が金正恩体制の存続の鍵を握ることになる。

防衛省の東シナ海の警戒態勢は、一定の成果を見せている。

防衛省は、中国の領海侵入などに備え警戒任務を強化してきたが、北朝鮮タンカーによる石油の不正取得の抑止にも効果を発揮している。

陸、海、空、3部門の自衛隊の統合体制により、今年に入り既に5件の北朝鮮船の瀬取りによる石油取引を確認している。

韓国船が瀬取りに関与!? 融和を推し進めたい韓国政府は

5月3日、東シナ海上海東方沖の洋上において韓国船籍と見られるタンカーが、北朝鮮船籍のタンカーに船体を横付けしているのを、海上自衛隊の艦艇が確認した。

国連安全保障理事会の決議において、北朝鮮への石油の輸出が厳しく制限されていることから、北朝鮮タンカーの洋上での荷の受け渡しは違法取引の可能性が強い。

韓国の船舶が違法な瀬取りに関与した疑いが持たれたのは初めてである。

海上自衛隊の撮影した映像では、韓国船籍らしきタンカーが離れた後も船が沈み込んでいないことから、瀬取りによる不正な取引は未遂に終わったようである。

海自による警戒活動が、北朝鮮へ不正に石油が運び込まれることを阻止したのだ。

同月13日、日本国政府は、慎重に調査の上、韓国政府に対し事実確認を要求した。

洋上で2隻が接弦するのは明らかに不自然な行動であるが、韓国からは「違法取引の事実は確認できない」との返答であった。

韓国では、4月27日に行われた第3回南北首脳会談以降、北朝鮮の行動を容認する風潮が高まっている。

未遂といえども、北朝鮮に手を貸す韓国籍船の国際法違反を隠ぺいするかのような韓国政府の態度である。FNNより

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