急速な経済発展を遂げ、国内総生産(GDP)でも米国に次ぐ世界第2位の経済体となった中国。今では多くの面で日本に勝っていると誇らしく思っているようだ。しかし、中国メディアの快資訊は29日、今は日本を蔑視や軽視している場合ではないとする記事を掲載した。日本のすごさを理解すれば、中国は目が覚めるという。
記事は中国経済について、経済大国ではあるものの日本のような経済強国とは大きな開きがあると指摘。重要な製品は皆輸入に頼っており、輸出にしても貿易相手国の経済状況の影響を受けるため、内需に目を向けたいところだが、国内は貧富の差が大きく、高すぎる不動産が「将来の消費力を食べつくした」ため期待はできないと主張。実際、中国の庶民の多くが重い住宅ローンの負担に苦しんでいる。
その一方で、日本人は危機感が強く、「危険を予測して回避」する能力に長けていると記事は称賛。順調な時でも浮足立つことなく、万策を取っているという。例えば、時代の流れに乗ってローエンド産業からハイエンド産業にシフトチェンジしたことや、社会保障にしてもバブルがはじけるまでに福利厚生制度を整えておいたこと、近年では貿易立国から投資立国へ戦略を変えたことなどから分かるとした。
さらに、日本人が用心深く危機感が強いことは石油備蓄量にはっきりと表れているという。記事によると、通常30日分の備蓄があれば安心と言われているところ、日本は158日分と米国よりも20日分も多く、中国はわずか30日分しか備蓄していないと紹介。「中国にも油田があるのに」と驚きを隠せない様子だ。ちなみに、日本の石油備蓄量は2017年3月の時点では208日分と計算されており、さらに増加を続けているようである。
記事は、中国にも優れている面はあり、感情的に日本を嫌うのは分かるとしながらも、「今はまだうぬぼれて良いときではない」とくぎを刺し、日本から用心深さと危機感を学ぶようにと勧めた。日本人の「危機感」の強さは中国でもたびたび称賛されている。真面目な国民性に加え、国土も資源も少ないという意識がそうさせているのかもしれない。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年5月31日木曜日
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