2018年5月31日木曜日

H3ロケットエンジン部構造強度試験の様子

ロケットは、燃料タンク、各タンクを結合する構造、第1段と第2段を結合する構造、エンジンおよび固体ロケットブースタの発生する推力を受ける構造などで構成され、打ち上げ時の厳しい荷重や振動、熱などの環境に耐えることが求められます。

H3ロケットでは、これらの構造の設計や製造に新たな技術を取り入れて、より低コストで、軽量かつ信頼性の高い構造を目指して開発を進めています。これらの構造が正しく設計されて打ち上げ時の厳しい環境に耐えることを検証するために、実物のロケットと同等の構造体を試作し、地上で荷重を負荷する強度試験を行います。
 
その第1弾として、2018年4月からエンジン部構造の強度試験を実施中です。エンジン部構造は機体の後端に位置し、打ち上げ前はロケットの燃料を含めた機体全体の質量を支えるとともに、飛行中はエンジンおよび固体ロケットブースタの発生する全ての推力を受けるため、非常に大きな荷重が複雑に負荷されます。
強度試験ではこれらの荷重を慎重に負荷しながら、構造の変形や歪を詳細に計測し、設計どおりであることを確認しています。
今後は、各構造の試作および強度試験を順次実施していく予定です。JAXAより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...